“グリーンの妖精”ローラ・ボーの息子がV争い E・コールが語る「母親の存在」
<ZOZOチャンピオンシップ 2日目◇25日◇アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70> 妖精、ローラ・ボーの秘蔵写真【写真】 初出場となった昨年の「ZOZOチャンピオンシップ」ではトータル8アンダー・2位タイに入ったエリック・コール(米国)が今大会もトータル9アンダー・4位タイにつけて週末にはいる。 2日目をトップ組でスタートすると前半13番パー3でこの日初バーディ。その後も安定のプレーを見せ、4バーディ・1ボギーで2日目を終えた。このコースでの注意点、「フェアウェイキープをして、林を避けること」を徹底している。 2009年にプロ転向。米ツアーではまだ優勝はないが今季は4度のトップ10入りを果たし、フェデックスカップ・ランキングを50位で終えている。初優勝が期待される選手の一人として常に名前が挙がる存在で、日本でそのチャンスをモノにしたいところだ。 そんなコールの母親はローラ・ボー(米国)。昭和世代には懐かしい名前だ。1970年代前半は日本ツアーでプレーした。すると、その美しい容姿から“グリーンの妖精”と呼ばれ、多くのギャラリーを引き連れた。さらにはテレビCMに出演するほど、一世を風靡(ふうび)したアイドル的存在だ。 「幼少期はよく母とプレーしたし、LPGAツアーについて行った」。7人兄弟の長男だというコールは兄弟が保育園に行っているあいだ、母親のプレーを観戦していた。「それがあったからプロになろうと思った」とプロゴルファーを志したのは「母親の存在が大きい」という。日本初出場となった昨年は「日本での思い出話を聞いていたから、それを共有できてよかった」と振り返る。 ローラさんは現在フロリダ州でゴルフを教えている。『お母さんは日本へ戻ってこないのか?』という質問に対しては「また来たいと思っているはず。今年は叶わなかったから来年はスケジュールに入れないとね」と話した。 日本で絶大な人気を誇った元祖美女ゴルファーの息子として。日本で初優勝を遂げれば、母へこの上ない報告となるはずだ。