爆買い客『ドラッグストア』から『中古ブランド品』人気が移行…世界的な品薄&円安で需要が増加 コロナ後のインバウンドの変化
インバウンドが復活した大阪・ミナミですが、コロナ前とは違う点もあるようです。 【写真で見る】道頓堀エリアの「ドラックストア」店舗数が大幅に変化…2020年・去年・今年を比較すると
外国人観光客であふれるミナミ。インバウンドの回復を受け、コロナの影響で2021年に閉店した大手免税店「ラオックス大阪道頓堀店」は、今年4月に同じ場所でリニューアルオープンを果たしました。 復活する店舗がある一方で、大きく店舗数を減らしているのが『ドラッグストア』です。コロナ前は多くみられた中国人観光客などの爆買い。そんな爆買い客を取り込もうとミナミにはドラッグストアや免税店が続々と出店。2020年には道頓堀を中心としたエリアに80を超えるドラッグストアやディスカウントストアがあったということですが、コロナの影響を受けて去年の夏にはほぼ半数の44店舗にまで減少。今年の夏にはインバウンドの回復を受けて10店舗ほど増えましたが、それでもコロナ前と比べると20店以上少なくなっています。 またミナミの変化は店舗が減っただけではありません。道頓堀に来ている外国人旅行客を見てみると、化粧品や薬など免税店の袋を持っている人は以前と比べて少ないように見えます。では一体何を買っているのでしょうか? (アメリカから来た人)「ルイ・ヴィトンのハンドバッグを買った。円安だから」 (タイから来た人)「中古のコーチのかばんを買った。5000円くらいだったから」
この方は他にも日本で買う予定のバッグがあるそうです。 (タイから来た人)「これは中古品で新品じゃないからすごく安い」 かつてのような爆買いがなくなった今、多くの外国人観光客が訪れているのが『中古ブランド品』の販売店です。「ブランドオフ心斎橋店」では購入客の7割以上がインバウンドだといいます。 (客)「アメリカから来ました。目的はバックとジュエリー」 今、高級ブランドの人気商品は世界的に品薄のため、中古品の需要が高まっていて、そこに円安が重なり、日本の中古ブランド品が人気となっているのです。人気の商品を教えていただきました。