河村勇輝とビュフォードが去ったB1…開幕2連戦で存在感を示した“スタッツリーダー”有力候補は
10月3日から同6日にかけて「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 SEASON」B1第1節が行われ、国内バスケ最高峰のリーグが開幕した。 渡邊雄太の加入で話題になった千葉ジェッツが開幕2連勝を飾った一方で、昨シーズンのB1王者・広島ドラゴンフライズは開幕2連敗を喫する心配なスタート。各チームの仕上がりや今後の動向が気になるが、今シーズンはスタッツリーダーズの行方も一つの注目ポイントになるかもしれない。 昨シーズン得点王のペリン・ビュフォードはB1島根スサノオマジックからB2信州ブレイブウォリアーズへ移籍し、アシスト王の河村勇輝は横浜ビー・コルセアーズから夢のNBA入りを目指して渡米。2年連続で得点とアシスト部門を制した“トップ2”がB1を離れたことで、3年ぶりに新タイトルホルダーが誕生することになる。 そんなB1開幕節で好スタートきった選手の一人が、昨シーズンのレギュラーシーズンMVPであるD.J・ニュービル(宇都宮ブレックス)だろう。開幕2連戦は悔しい2連敗に終わったが、千葉JとのGAME1では土壇場でのクラッチショットを含む35得点を記録。これはB1第1節の全24試合で個人最多の得点数だった。GAME2では不発に終わったものの、“MVP健在”をアピールするには十分な活躍ぶりだった。 アシストにおいては、2019年、2021年と2度アシスト王に輝いた実績を持つ富樫勇樹(千葉ジェッツ)が、連勝を飾った開幕2連戦で合計17アシストを荒稼ぎし、リーグトップの1試合平均8.5アシスト。同じく日本代表のテーブス海(アルバルク東京)が1試合単位では最多となる10アシストを記録するなど存在感を示している。 また、3ポイント成功率61.5パーセント(8/12本)と高精度の長距離砲を備え、第1節終了時点でリーグトップの平均23.0得点をマークしているコティ・クラーク(島根スサノオマジック)、2試合連続で20得点以上10リバウンド以上のダブルダブルを記録したタナー・ライスナー(秋田ノーザンハピネッツ)らも存在感を発揮。ニック・ファジーカスという大黒柱が抜けた川崎ブレイブサンダースのロスコ・アレンも、開幕2連戦でニュービルと並ぶリーグ2位タイの22.5得点の好成績をマークし、“新・キング”の有力候補に名乗りを上げた。 11日から13日にかけて開催される第2節では、どういった選手たちが抜きん出た個人スタッツを残すのか。試合の勝敗と同時に注目だ。
■B1第1節終了時点でのリーダーズ
▼得点 1位 23.0点 コティ・クラーク(島根) 2位 22.5点 D.J・ニュービル(宇都宮) 2位 22.5点 ロスコ・アレン(川崎) ▼アシスト 1位 8.5本 富樫勇樹(千葉J) 2位 8.0本 ライアン・ロシター(A東京) 3位 6.5本 テーブス海(A東京) 3位 6.5本 並里成(FE名古屋) ▼リバウンド 1位 14.5本 ジョン・ムーニー(千葉J) 2位 12.5本 トーマス・ウェルシュ(北海道) 3位 12.0本 クリスティアーノ・フェリシオ(仙台) 3位 12.0本 ジャック・クーリー(琉球)
BASKETBALL KING