堀越・佐藤実監督「1試合1試合勝つことができれば、成長していける」
第102回全国高校サッカー選手権大会3位の堀越は、日大鶴ヶ丘に5-1で快勝し6月2日に行われる令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選2次トーナメント2回戦に駒を進めた。 1点ビハインドで試合を折り返した堀越だったが、後半一挙5点を奪取し見事な逆転勝ちで次戦に駒を進めた。堀越の佐藤実監督は、「序盤から試合展開は悪くなかったですが、最後のフィニッシュがかみ合わなかっただけだった。選手が粘り強く覚悟を持って戦えたことがチームを助けたし、追加点を奪うことができた」と選手たちを労った。 今年は大きなテーマを定めていないという堀越。ただ去年の全国選手権で3位に輝いたことでどのチームも堀越を食ってやろうという気持ちで向かってくる。その相手に絶対に負けられないプレッシャーの中でどう対峙していくか。指揮官はこの状況をプラスに捉え「こういった中で戦えることは凄く大事なこと。成功と失敗はあると思うが、どんな状況でも1試合1試合勝つことができれば、成長していける」と自信をのぞかせる。 冬の選手権には直近5年で3回出場を果たしている堀越だが夏の全国大会出場からは20年遠ざかる。一戦必勝で戦う堀越がプレッシャーを跳ね除け2004年度以来5回目の夏の全国切符をつかみにいく。 (文・写真=古部亮)