「剛力さんも唐田さんもすごい役者」 『極悪女王』ヒットで評価が180度変化した剛力彩芽、唐田えりかーー“地上波から姿を消した芸能人”復活の6条件とは
ベッキーさんが過去にテレビ番組やCMに引っ張りだこだったのは、すべての世代からの好感度が高く、スキャンダルとも無縁だったからだ。不倫報道はこれまでのベッキーさんの清純なイメージを破壊することになった。 加えて、事後対応にも問題があった。川谷氏とやり取りしたLINE画像が流出して「友人関係」で押し通そうとしたことが明るみになり、釈明が無効となってしまった。これによって、「ウソをついた」という烙印まで押されてしまい、誠実なイメージまでも崩れてしまった。騒動は長引き、「ゲス不倫」が流行語になった。
プライベートでは、ベッキーさんは元巨人コーチの片岡治大氏と結婚し、二児をもうけているが、「ママタレント」の地位を築こうとしても、過去の不倫騒動が蒸し返されてしまっている。 残念ながら、ベッキーさんが過去と同じポジションに就くことも、今回の剛力さん、唐田さんのように新たなポジションを獲得することも、現在までのところ叶ってはいない。「復帰」はしたが、「復活」はできていないというのが実態だ。 最近の不倫の事例で言えば、声優の古谷徹さんの降板が挙げられる。今年の5月に古谷さんの不倫報道があったが、不倫だけでなく、妊娠・中絶・暴行の報道もなされた。その後、相次ぐ降板ラッシュが起きたが、つい最近でも「ドラゴンボール」シリーズのヤムチャ役を降板することが発表された。
声優は、顔や名前が表に出る機会は少ないため、俳優と比べると不祥事の影響は少ない。 2021年に不倫が発覚した声優の鈴木達央さんは、歌手のLISAさんの配偶者だったこともあり、大きな話題になった。降板にもなったが、配偶者のLISAさんとも離婚することなく和解し、声優活動は続けられているし、それによって大きな批判を受けてもいない。 古谷さんの場合は、知名度の高さや、不倫以外の行為の深刻さ、アニメを視聴する子どもたちに対する影響を考えると、相次ぐ降板はやむをえなかったと思う。今後どうなるかは何とも言えないが、古谷さんの後任の声優の声が視聴者に定着してしまうと、再度古谷さんに切り替えるのもハードルが高いかもしれない。