「剛力さんも唐田さんもすごい役者」 『極悪女王』ヒットで評価が180度変化した剛力彩芽、唐田えりかーー“地上波から姿を消した芸能人”復活の6条件とは
闇営業問題で、活動自粛、吉本興業を退所した、お笑いタレントの宮迫博之さんも地上波復帰の報道が出ている。 芸能活動を復帰できる人、復帰できない人の違い、さらには復帰できても人気が回復する人としない人の違いはどこにあるのだろうか。 実は、“干される”基準にも、復帰できる基準にも明確なものがあるわけではない。ある俳優は不倫してもおとがめなしなのに、別の俳優が同じことをすると表舞台に出てこれなくなった――ということは多々起こっている。
不公平にも見えるのだが、復帰を認めるか否かは、下記のような複数の要素を加味して検討する必要がある。 1:起こした問題の深刻さ 2:問題の解決状況と、他の問題の有無 3:(問題を起こした人の)反省状況と再発可能性 4:世の中のニーズ(需要があるかどうか) 5:業界内(芸能界、エンタメ業界)の慣行・環境 6:復帰への過程、手続きの適切さ 『極悪女王』の例では、俳優はさほど深刻な問題は起こしていないので、1~3は大きな問題にはなっていない。4についても、恋愛ドラマならさておき、今回の女子プロレスをテーマにするドラマで新たな市場を見つけることで新たなニーズの創出ができている。
Netflixは芸能界の慣行にとらわれることも少なく、有料放送で視聴者も限定されるため、批判も浴びにくい。 ちなみに、香川照之さんも歌舞伎ではすでに復帰しているが、歌舞伎界は不祥事に寛容である。実際、市川團十郎さんは、襲名前の海老蔵時代に暴行事件や不倫事件を起こしているし、中村芝翫さんも何度も不倫報道されているが、舞台から干されることなく、活動を続けることができている。 ■やり方を間違えると復活できない
手越さんの「イッテQ」への復帰でささやかれているのが、ベッキーさんの同番組復帰だ。ベッキーさんは、2016年にロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音さんとの不倫が発覚し、レギュラー番組、出演CMを相次いで降板になった。一時、芸能活動を休止していたが、同年中に活動を復活している。 しかしながら、現在に至るまで、出ずっぱりだった不倫発覚前のようなメディア露出はなく、当時ほどの人気も戻ってきているとは言い難い。ベッキーさんは「イッテQ」のレギュラーだったが不倫報道後に降板となり、8年経つ現在になっても復帰していない。手越さんとは対照的だ。