「猫が外に出てしまいました」「何匹ですか」「2匹…さらに4匹です」 2週間以上の大捜索劇が始まった
残り1匹も無事捕獲。6匹とも家に帰ることができた
実はさきちゃん、周辺に設置したカメラ映像に一度も映らず、行動がまったく分からないままでした。 手がかりをつかめない中、一週間ほどが経過した頃、チラシを見た方から連絡がありました。「朝、窓をあけたら、さきちゃんらしき猫がうちの敷地にいた」と言います。この方の好意で敷地にカメラを設置させてもらうと、映像にさきちゃんの姿がありました。 スタッフは本格的にこの家付近で捕獲を目指し、捕獲器を設置。間もなくしてさきちゃんが捕獲器の中に入ってくれました。 最初の2匹の脱走からここまでに約2週間半。睡眠を削って猫たちの捜索にあたってきていた飼い主さんは「猫たちが無事に帰ってきてくれて本当に良かった」と胸をなで下ろし、スタッフ、近隣の方にお礼を述べました。また、ドアノブを開けたり、サッシロックを外したりする器用な猫がいることも踏まえ「何重にも脱走防止をしたほうがいいですね、二重三重の対策をすることにします」と話していました。 スタッフにとって最大のねぎらいは、家に帰ることができた6匹の無邪気な表情。「これからは大事なお家から出ちゃダメだよ」と優しく声をかけ、大捜索劇の幕が下りました。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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