91歳の料理家・小林まさるさん。認知症予防のカギは「歩く」「ながら脳トレ」そして「嚙む」【義父・義娘の最強コンビ!小林まさみ・まさるの「ハッピーごはん」③】
食物繊維豊富なごぼうと抗酸化作用の高いにんじんのコンビ
ひき肉を加えることでタンパク質摂取。ごぼうの食物繊維と発酵パワーの宝庫である味噌の組み合わせは、腸活にもおすすめだ。にんじんに含まれるβ-カロテンは抗酸化作用が高く、免疫力アップや老化予防が期待できる。
◆みそきんぴら(材料2人分) ごぼう1本(150g)、にんじん2/3本(100g)を5㎝長さで太めの細切りにする。ボウルに味噌大さじ1、砂糖小さじ2、酒小さじ2、水大さじ3を入れて混ぜる。フライパンにサラダ油大さじ1を引き、強めの中火で熱する。ごぼう、にんじんを入れて中火でじっくり炒め、やや柔らかくなったら合いびき肉50gを加え、色が変わりポロポロになるまで炒める。ボールで混ぜ合わせた調味料を加え、汁気がからむまで炒め合わせる。 ※お好みで一味唐辛子を少々振ってもおいしい。
【話してくれたのは】 右・小林まさみさん 料理研究家。会社勤務を経験後、調理師学校に通い料理の道へ。テレビのフードコーディネーターや料理愛好家・平野レミさんなどの助手を経て独立。実用的でわかりやすいレシピと何度でも食べたくなる家庭的な味に定評があり、テレビや雑誌、料理教室などで活躍中。『血糖値を下げる1か月献立』(Gakken)、『毎日何を作るか、悩む人へ。まさみ式考えない晩ごはん』(オレンジページ)など、著書多数。 左・小林まさるさん 1933年生まれ。終戦後15歳で樺太から北海道に引き揚げる。炭鉱の機械エンジニアになり、27歳からは3年間ドイツに赴任した経験を持つ。定年後は息子夫婦と同居。70歳より、義娘(息子の妻)まさみさんの調理アシスタントに。現在は自身もシニア料理研究家としても単独でテレビ、雑誌、書籍などで活躍中。著書に『人生は、棚からぼたもち!』(東洋経済新報社)など。YouTubeの動画配信「小林まさる88チャンネル」では、持ち前の明るいキャラクターが話題を呼んでいる。 撮影/砂原 文 取材・原文/瀬戸由美子
【関連記事】
- 小林まさみ・まさるさんの食卓。食物繊維豊富、血糖値を上げにくい『鶏ときのこのハンバーグ』【義父・義娘の最強コンビ!小林まさみ・まさるの「ハッピーごはん」②】
- 91歳の料理家、小林まさるさん「料理は最高の“頭の体操”だよ!」冷蔵庫の食材で一品『納豆、塩鮭、玉ねぎのあえ物』レシピもご紹介【義父・義娘の最強コンビ!小林まさみ・まさるの「ハッピーごはん」①】
- 81歳の白石加代子さん「加圧トレーニングを9年続けています」(インタビュー/後編)
- 【89歳・小林照子さんの言葉】食を粗末にする人は自分も他人も大切にできない
- 糖尿病も認知症もがんも引き起こす「慢性炎症」。毛細血管を通じて飛び火します!/根来秀行教授「慢性炎症が万病のもと」