ウレタンクリアーでボディを塗装。乾燥の間に外装類を製作【達人のプラモ術<ポルシェ911 GT3 RS(992)>】
「ウレタンクリアーGP1」の使用方法
主剤10に対して硬化剤1の割合で混合。エアブラシ塗装の場合、35~40%程度までの割合でウレタンシンナーを使って希釈する(これ以上の希釈は塗装面がゆず肌になる可能性があるので注意。ウレタンシンナーでの希釈は最小限に抑えることで光沢アップ)。 最初は3~5分程度のインターバルを開けて3回ほど薄吹きしたのち、本塗装を重ねて仕上げる。重ね吹きする場合は24時間以内に行うこと。24時間を超えると塗膜がヒビ割れするので要注意。常温(10~20℃)で24時間で硬化(気温や湿度によって数日かかる場合もある)。 使用後のエアブラシは完全分解してツールクリーナーで洗浄する。
ウレタンクリアー塗装は焦らずとも大丈夫
「ウレタンクリアーは、主剤と硬化剤を混ぜた時点から硬化反応が始まる」と言われると、焦って塗装を進めなくちゃと思いがちですが、硬化自体はゆっくりと進むので塗装に焦る必要はありません。 3回程度うす吹きを重ねて、5分程度おいて本吹き2回で仕上げています。塗料の粘度が高いのので、まず垂れる心配もありません。 塗装後は乾燥ブースで乾かしつつ、ホコリやごみが付着しないように補完しました。使用したウレタンクリアーは、エアブラシの10ccカップで2回分といったところです。 使用の際は配合比が10対1で混ぜるのですが、あまり少ない量での配合は硬化不良などトラブルの原因となるので、今回は電子ハカリ(台所用を借用)を使って主剤10ccに硬化剤1ccを混ぜて調合、さらにウレタンクリアー用のシンナーを40%添加して使用しました。1/24カーモデルのボディならば15cc程度でちょうどよい量だと思います。余っても硬化してしまうので保存はできません。
ボディの乾燥をさせている間に外装パーツ類を製作
ボディはウレタンクリアーが乾燥するまで触ることとはできないので、その間に外装パーツ類を仕上げていきます。 フロントバンパー、リアバンパー、エンジン。説明が前後してしまいましたが、フロントバンパーは塗装を考量してボディ組み立て時に接着しています。そのままだと下側のグリルパーツ(パーツB32)が付けられなくなってしまうので、後ハメできるように加工(ピンの穴を半分カット)しています。