フランス代表PFが横浜BCに入団!アデトクンボとも共闘した元NBA選手のダミアン・イングリスとは――<DUNKSHOOT>
彼のキャリアは、まさに尻上がり状態にある。今季から横浜BCを率いるフィンランド人指揮官のラッシ・トゥオビは、イングリスがフランスのストラスブールに在籍していた時代にアシスタントコーチを務めていた。 トゥオビHC(ヘッドコーチ)はフランスメディアに対し、「彼は我々が求めていたすべての要素のリストにチェックが入る選手だった。ハイレベルな戦いも知っているし、行く先々のクラブに順応でき、優れたゲーム頭脳を持っている。経験豊富な彼にはリーダー的な役割も期待している」と語っている。 イングリスは、強靭な体躯を生かしたゴール下でのパワープレーだけでなく、ミドルジャンパー、リバウンドにアシストと、オールラウンドなプレーを得意とする。トゥオビHCとは、昨年のユーロリーグの試合で偶然再会したそうで、そこから話が進んだ模様だ。 「彼が承諾してくれて本当に嬉しく思う。ただ、日本に来るよう説得する必要はまったくなかったよ。ここでの状況を話し、彼がいかに戦力となれるかを説明しただけで、快諾してくれたんだ。そもそも、日本のリーグが活気づいていることは今では誰もが知るところだからね」(トゥオビHC) 彼の発言にあるように、ヨーロッパの選手たちにとってBリーグの人気が急上昇中であるというのは、欧州でもたびたび話題になっている。 29歳のフランス代表PFの爆発を、横浜BCのブースターだけでなく、日本のバスケファンも楽しみにしていることだろう。 文●小川由紀子
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