高校生になったら「教科書代が高くて負担」だと聞きます。1人目が来年高校生になるのですが、教科書代はいくらになるのでしょうか?
「高校生は教科書代が高くて大変と聞くけど、どれくらいかかるの? 」と疑問に思う人もいるでしょう。教科書代をはじめ、高校に進学するとさまざまな教育費用が必要となります。 本記事では、高校生になったら必要となる教科書代などの教育費について、公立・私立別に解説します。教育費を負担に感じる場合の制度についても紹介しますので、参考にしてください。 ▼私立高校の「実質無償化」は年収いくらで対象になる? 支給金額とあわせて解説
高校生に必要な学費
高校に通うことになれば、教科書代をはじめとするさまざまな教育費が必要です。教科書代は公立高校と私立高校で違うため、あらかじめ知っておきましょう。 本項では、文部科学省「令和3年度 子供の学習費調査」を参照し、公立高校と私立高校それぞれの教科書代とその他の学費について解説します。 ■公立高校 公立高校で必要になる教科書代を見ていきましょう。教科書代を含む図書・学用品・実習材料費等は、1年間で5万3103円です。教科書以外の学用品等も含む価格であるため、純粋な教科書のみの代金ではありません。 公立高校の場合、教科書代を含む初年度に必要な学費は以下のとおりです。 ・入学金……1万6143円 ・授業料……5万2120円 ・修学旅行費等……1万9556円 ・学校納付金等……3万2805円 ・図書・学用品・実習材料費等……5万3103円 ・教科外活動費……3万9395円 ・通学関係費……9万1169円 ・その他……4970円 学校教育費の総計は年間30万9261円です。この他、塾などの校外学習費も必要となります。校外学習費の平均は年間20万3710円です。 ■私立高校 私立高校に入学した際に必要となる教科書代は、 図書・学用品・実習材料費等として支出される年6万4259円です。教科書代を含めた初年度の学校教育費について、以下で見ていきましょう。 ・入学金……7万1844円 ・授業料…… 28万8443円 ・修学旅行費等……2万6549円 ・学校納付金等……11万5808円 ・図書・学用品・実習材料費等……6万4259円 ・教科外活動費……4万7013円 ・通学関係費……12万9155円 ・その他…… 7291円 私立高校に入学した場合、必要となる学校教育費は 75万362円です。また、校外学習費として年30万4082円かかります。