【大学野球】「プロ志望」の早大・伊藤樹、尾瀬雄大が語った学生ラストシーズンへの思い
東京六大学野球連盟が創設100年
――今年は東京六大学野球連盟が創設100年です。1901年創部である早稲田大学野球部の部員として、果たすべき決意をお願いします。 伊藤樹 この春、秋で天皇杯を奪取することができれば、早稲田として2度目のリーグ4連覇と、同時に50度目の優勝に到達します。自分たちは、それを狙える代になるので、しっかりと記録にもこだわってやりたい。神宮の歴史に刻むことができればと思います。 尾瀬 樹が言ったように50度目の優勝というのもありますし、監督からは「早稲田史上最高の打者になれ!!」と言われています。リーグ4連覇へと導いた上で、岡田さんの通算打率を更新することが「早稲田史上最高の打者の条件だ」と。チームの勝利のために、自分の成績も求めていきたいと思っています。 伊藤樹 小宮山監督からは、ずっと「まだまだエースじゃない」と言われてきましたが、昨秋に「エースらしくなってきた」と評価していただいたんです。その評価を落として終わらないように、通算20勝とリーグ4連覇、そして、最大の目標である全日本大学選手権と明治神宮大会で日本一まで上り詰め、年間タイトル4冠で卒業したいと思います。 尾瀬 1年時は春、秋で計1安打しか打てず、2年春から出場機会に恵まれ、3年秋までに73安打を積み上げてきました。日々、安部球場で取り組んできた練習を信じ、神宮では目の前の打席に集中していきたいと思います。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール