【アルテミスS】ブラウンラチェットがデビュー2連勝で牝馬戦線の主役候補に! ルメール騎手「すごくいい子ですね…絶対にトップレベルに行けるね」
10月26日の東京11Rで行われた第13回アルテミスステークス(2歳オープン、GⅢ、芝1600メートル、牝馬、馬齢、11頭立て、1着賞金=2900万円)は、クリストフ・ルメール騎手の3番人気ブラウンラチェット(美浦・手塚貴久厩舎)が上々のスタートから好位の3、4番手を追走すると、直線で内から抜け出し先頭でゴールした。半兄のダート重賞5勝馬フォーエバーヤング(父リアルスティール)と同じくデビュー2連勝で重賞初制覇。昨年のチェルヴィニアをはじめ、過去10年で5頭のGI馬を輩出している出世レースを制し、一気に牝馬戦線の主役候補に躍り出た。タイムは1分33秒8(良)。 1馬身1/4差の2着にはミストレス(7番人気)、さらにアタマ差遅れた3着にショウナンザナドゥ(2番人気)が入り、キズナ産駒のワンツースリー決着となった。なお、1番人気のカムニャックは直線伸び切れず6着に敗れた。 アルテミスSを勝ったブラウンラチェットは、父キズナ、母フォエヴァーダーリング、母の父Congratsという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は2戦2勝。重賞は初勝利。手塚貴久調教師はアルテミスS初勝利、C・ルメール騎手は2023年チェルヴィニアに次いで2勝目。 ◆C・ルメール騎手(1着 ブラウンラチェット)「すごくいい子ですね。デビュー戦のときもすごく乗りやすかったし、いい脚を使ってくれました。今回もずっと落ち着いていたので、2番手で完璧なレースができました。道中で息が入りましたし、ずっと自分のリズムで走れました。だから、最後リードホースの後ろから出したときはいい反応をしてくれました。まだまだ若い馬ですし、伸びしろがあると思います。絶対にトップレベルに行けるね。楽しみにしています」