<咲き誇れ!センバツ広陵>選手紹介/9 /広島
◇チームの信頼厚い守備 沢田光内野手(2年) 昨秋の県大会から明治神宮大会までノーエラーと守備が安定している。低い姿勢で捕球し、体勢が悪くても力強い送球ができるのが魅力だ。県大会決勝の最終回でのショートゴロや中国地区大会1回戦の併殺などを冷静に処理した。「がちっと守ってくれて安心感を与える」と仲間からの信頼も厚い。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 後輩の内野手、白髪零士選手と池田颯大選手とはいつも守備の改善点について話し合い、切磋琢磨(せっさたくま)する。盗塁や走塁、守備でのフットワークの強化にも取り組む。 普段は多くを語らない中井哲之監督に「送球良いね」と褒められた時はうれしかった。 ◇快足生かす走塁探究 空輝星外野手(1年) 空手で鍛え上げた体幹と快足が持ち味。今冬は走塁や盗塁のスタートの切り方を探究し、センバツで貢献する準備は万全だ。 1年生で出場した昨春の県大会。準決勝の八回、1点を追う場面で同点打を放ち、スタンドの大歓声に感動した。メンバー外だった秋の明治神宮大会は中継で観戦し、躍動する仲間の姿に「自分も観客を熱狂させるプレーをしたい」と感じた。中学まで野球と空手を両立し、黒帯を取得した。1年生をまとめるリーダー役で、同級生の気持ちが緩んでいる時は「何のために広陵に来たのかを思い出して」と初心に帰るよう声をかける。 ……………………………………………………………………………………………………… センバツの話題は毎日新聞デジタル「特集センバツ高校野球2024」=QRコード=でもご覧ください。