お金が貯まる人になるための「毎朝15分」の習慣 読書、ラジオ体操、買い物メモ、レシート整理、掃除…“簡単なお小遣い稼ぎ”や“株式投資の勉強”に時間を費やす選択も
15分×365日で投資の基本が身につく
上級者になれば、毎朝15分の積み重ねで大きなお金を手にすることも可能。こころトレード研究所所長の坂本慎太郎さんは「朝の15分を賢く使えば、株式投資の基本が学べる」と話す。 「まずは毎朝経済ニュースをチェックすること。初心者は日経平均株価とドル円相場だけで大丈夫です。できれば毎日ノートに記録して、前日との差をチェックしましょう。最初は難しいかもしれませんが、わからないなりにも、とにかく毎朝15分見てみることが、投資スキルの向上につながります」(坂本さん・以下同) そうして知識をつけたら、持っているだけで配当金を受け取れる「高配当株」を探す。「配当利回りランキング」を参考に、配当金が高い銘柄を探せばいい。ただし、ランキングが上位であればいいわけではないので、注意が必要だ。 「配当利回りは企業の業績に直結しているため、業績が飛躍的に伸びた年は配当も高くなる。高配当が単年のみの場合や、業績が悪化した株も含まれている可能性があるので、ランキング上位50位まではあえて外し、51位以下から、通信会社などの『内需系銘柄』で、安定した利益を上げ続けている銘柄に絞り込んでください。1銘柄だけに集中投資せず、10銘柄くらいに分散投資するのが基本です」 配当の権利がもらえる日を「権利付最終日」といい、主に3月などの決算月の月末である「権利確定日」の「2営業日前」。この日までに株を持っていれば配当金がもらえることを覚えておこう。 15分で「何をするか」も大切だが、たぐちさんは「とにかく続けることがもっとも重要」と語る。 「どんな方法でも、とにかく毎朝15分、お金について考えることを習慣にすること。それを365日続けていれば、必ず大きな変化が訪れます」(たぐちさん) お金持ちも、そうでない人も、すべての人が等しく持っている「毎朝15分」。ボーッと生きていては、貯まる機会をみすみす逃してしまうだろう。 ※女性セブン2024年12月5日号