悠仁さま進学、根拠ない情報飛び交ったのは「事実」 宮内庁長官
秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまの筑波大学合格を受け、宮内庁の西村泰彦長官は12日の定例会見で、「部活動に励まれると共に勉学に励まれ、合格されたことは大変喜ばしい」と祝意を表しつつ、「今回の結果を見ても根拠の無い情報が飛び交っていたのはまさに事実」とこれまでにさまざまな臆測が流れてきたことに苦言を呈した。 【写真】国際昆虫学会議のポスター展示会場を視察し、説明を聞く秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さま=2024年8月25日午後4時29分、京都市左京区の国立京都国際会館、代表撮影 宮内庁によると悠仁さまは、昨年6月のキャンパス見学がきっかけの一つとなり、同大を志望した。当初は一般入試での受験を見据えてきたが、同大の推薦要件にある「生物界や生き物の仕組みに関する広い興味を有し、調査書の学習成績概評A段階に属する者」にあたることから、通学中の筑波大学付属高校の推薦を受けて受験した。 ただ、SNSなどでは、「東京大に特別扱いで進学するのではないか」といった臆測や、高校での成績について根拠の不確かな情報が広まり、宮内庁は「根拠のない情報が流れている」としてきた。 この日の会見で西村長官は、どのような情報や報道を「根拠がない」としているかについては明らかにしない一方で、臆測の拡散を防ぐための方策として「我々が適時的確に情報発信をしていかなければいけない」とも述べた。(中田絢子)
朝日新聞社