来年子どもが生まれるので「学資保険」の加入を検討しています。夫は「インフレに対応できない」と言っていますが本当ですか? 教育資金はNISAで積み立てしたほうがいいのでしょうか?
NISAで教育資金を貯めるメリット・デメリット
NISAとは少額投資非課税制度のことで、投資初心者でも利用しやすい制度です。学資保険よりも収益性があるため、教育資金をNISAで貯めようと考える人もいるでしょう。そこで本項では、NISAで教育資金を貯めるメリット・デメリットについて解説します。 ■メリット NISAは、運用で得た利益を非課税で受け取れます。好きなタイミングでお金を自由に引き出せるため、子どもの進学のほか、塾代などのお金が急に必要になった場合でも活用しやすいです。ただし、現金化して受け取るまでには数日~1週間程度はかかるので、即日現金が必要な場合には対応できない可能性があります。 また、NISAは積立金額が自由に設定できるため、お金に余裕がなくなった場合、積立金額を自由に減らせます。 ■デメリット NISAは投資であるため、元本割れリスクがあります。運用した結果損失が出ると、積み立てたお金よりも資産が減ってしまうこともあるでしょう。また、利益を受け取る際は非課税ではあるものの、掛金に対して税金の控除はありません。
自分に合った方法で教育資金を貯めよう
学資保険は、インフレに対応していません。しかし、それ以外に多くのメリット・デメリットがあるため、さまざまな面から見て利用するか検討しましょう。 また、子どもの教育資金を貯める方法としてNISAもあります。学資保険、NISAそれぞれに特徴があるため、自分に合った方法で教育資金を貯めてください。どちらかだけを利用するのではなく、預貯金などの方法も含めて併用してもよいでしょう。 出典 金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部