角田裕毅がレッドブル人事のうわさに言及…もしもペレスの代案がローソンなら「それは奇妙な話」|F1
ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が、レッドブルのシートに動きがあるのではないかとのうわさについて言及している。 現在、レッドブルのセルジオ・ペレスは精彩を欠いていることもあり、今季途中でレギュラーシートを失うのではないかとの見方がある。 その場合、穴埋め役として候補となるのはVCARBの角田、もしくはダニエル・リカルドが務めるのが順当な選択肢となる。だが、リザーブドライバーのリアム・ローソンが先日シルバーストンでレッドブルのマシンをテストしたこともあり、そのままペレスの代案になるのではないかとも報じられている。 第13戦ハンガリーGPに向け、すでに現地入りしている角田はこの話題について記者から問われ「もし彼らがリアムを選ぶとしたら、それは奇妙な話だと思う」返答している。『F1』公式がその言葉を伝えた。 「自分としては、そのようなことは起こらないと思っている。リアムがチームでドライブしていた時は、確かにいい仕事をしたと思う。だけど、自分はそれ以上のことをやってきたと自負している」 「まずはどうなるか見てみましょう。結局、彼ら(レッドブル幹部)はドライバーマネージメントの専門家ですから」
メディアから“フェルスタッペンと並ぶシートに自身がふさわしいと思うか?”と聞かれ、角田は率直に「そうだね」と答えている。 「過去3シーズンと比べると、マックスや他のドライバーと並んで、上位勢と戦う準備はできていると感じている」 「でも、最終的に決めるのは彼ら(レッドブル)であり、それは自分がコントロールできることではありません」 「ですから、自分としては目の前に控えているレースで結果を出すことに集中しています」
なお『F1』公式の識者はレッドブルのペレスがシーズン途中でシートを失う可能性はこの後のレース次第で十分にあるとの見解を示している。 ペレスは6月4日、2026年までレッドブルと複数年の契約延長をしたばかり。だが現在ペレスは僚友フェルスタッペンと比べ、予選及び決勝で大きく差が開いている状況となっている。 『F1』公式のプレゼンターを務めるジャーナリスト、ローレンス・バレット氏はこう説明している。 「メキシコ人ドライバーは直近6レース、とても厳しい状況だった。チームメイトでチャンピオンシップリーダーのマックス・フェルスタッペンから137ポイント差(255-118)となっており、ドライバーズランキングのポジションは5つ(1位-6位)も異なる」 「12レースを終えた時点で、予選におけるチームメイトとのタイム差は0.609秒と、かなりの差が開いている」 バレット氏は「クリスティアン・ホーナー代表によれば、このような状態が続くことは“持続不可能”なレベルであり、ペレスの将来が脅かされているとの憶測が広まっている。最近、契約延長のサインをしたにもかかわらず、シーズン途中でチームから外される可能性もあるという」との見識を示した。現状ではレッドブル側がペレスを見限る可能性も十分にあるとのこと。
【関連記事】
- ●ハミルトンが3年ぶりF1優勝!難しい天候を味方に地元イギリスGPで通算104勝…フェルスタッペン&ノリス表彰台、角田裕毅4戦ぶり入賞P10も今季総合12位に転落|F1
- ●角田裕毅が『F1』公式によるイギリスGPパワーランキングで8番手評価!「難しい天候の中、クルマの性能を最大限に発揮しようとした」|F1
- ●2025年のF1は今季と同様24戦中6戦でスプリントレースを実施…中国、マイアミ、ベルギー、アメリカ、ブラジル、カタールが該当|F1
- ●2026年ルノーPU撤退の場合、複数チームにホンダはPU供給可能か…元ホンダ浅木泰昭氏「やれと言われりゃ、やると思う」PU開発側の苦難に提言も|WEDNESDAY F1 TIME
- ●2024 F1日程・カレンダー・スケジュール|F1