ペレスは今週でクビ、角田裕毅かローソンが年内昇格の可能性!そのレッドブルはコラピントを30億円で契約買取か?
先週開催されたF1メキシコシティGPは、セルジオ・ペレス(レッドブル)にとって、レッドブルでの最後のホームレースであり、今シーズンもあと1グランプリとなる可能性があるという。 ●【2024F1第21戦サンパウロGP】全セッションの結果・タイムスケジュール ■ペレスに危機 現在レッドブルは、マクラーレン、そしてフェラーリに次いでコンストラクターズ選手権3位に後退し、ペレスがチームにもたらすスポンサー金額が数百万ドル(1億5,000万円~13億円)にも上るという理由をもってしても、ペレスをチームに留めておく正当な理由にはならないという噂が広がっている。 『デ・リンブルガー(De Limburger)』紙は、チームがタイトルを獲得する場合と3位でフィニッシュする場合では「数千万ドル(15億円~137億円)」の価値の差があるとしている。 さらに、レッドブルが『AT&T』との契約を強化したことで、2025年のカラーリングから大富豪カルロス・スリムが経営する『テルメックス(Telmex)』のロゴが外される可能性が高まっている。 チームアドバイザーのヘルムート・マルコ博士はメキシコシティGP後に「コンストラクターズ選手権はもう諦めるしかない」と認めた。 ■父ヨスが指摘、改善するのはペレスではなくクルマだ しかし、マックス・フェルスタッペンの父ヨスは『f1-insider.com』に対し、レッドブルにとって最大の課題はペレスではないと語った。 「もし彼らが、現在非常にドライビングが難しいクルマを改善すれば、ペレスもまた上位に返り咲き、ランド・ノリスを支える(オスカー)ピアストリのようにマックスを助けることができるだろう」 ■メルセデス代表は主要人物が抜けた穴を指摘 メルセデスのトト・ヴォルフ代表は、オーストリアの新聞社『Osterreich』に対し、次のように指摘する。 「ペレスに何が起こっているのか、外部の人間には理解するのは難しい。確かにメンタル面での要因が作用しており、それはチーム全体に反映されて、後退している。ペレスは16位のドライバーではないし、マックスは6位のドライバーでもない。重要な人物がチームを去ったことでチーム内に大きな不安が生じ、それがパフォーマンスにも反映されているんだ」 ■ラスベガスからの3連戦でローソンか角田裕毅が昇格か? しかし、最新の噂によると、2024年ブラジルGP後の最後の3連戦(ラスベガス、カタール、アブダビ)には、34歳のペレスの最有力後任候補として、RBのドライバーであるリアム・ローソンと角田裕毅が出場する最有力候補だという。 ■ホーナーがコラピントをべた褒め!30億円で契約買取交渉か? 一方、オランダの放送局『Ziggo Sport』は、司会者のジャック・プルイが、レッドブルは2025年に向けてフランコ・コラピントのウィリアムズとの契約を2000万ドル(約30億円)で買い取ることも検討していると報じている。 21歳でセンセーショナルな活躍を見せているコラピントは、アルゼンチン国内のスポンサーが増え続けており、多大な支援を受けているが、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は先週末メキシコで「非常に才能がある」と語った。 「フランコやリアム(ローソン)のような若者がチャンスを得た時に良い仕事をしているのを見るのは素晴らしい。彼は(コラピントは)明らかにF1にふさわしい良いドライバーだ」 ■レッドブルは2年間のレンタル移籍に興味なし 数日前、ヘルムート・マルコ博士はウィリアムズのジェームス・ボウルズ代表がコラピントをアウディ・ザウバーやレッドブルといったライバルチームに2年間「貸し出す」という提案を却下した。 「ウィリアムズと彼について話し合ったが、他のアカデミーからドライバーを短期間だけ引き抜くのは現実的ではない」とマルコは語った。 ■コラピント本人は「何も知らない」 メキシコを終えた後、コラピントは自身を取り巻くこの最新の噂について一切知らないと否定した。 「彼らが何を言っているのか、あまり理解できない。どこからそんな話が出てくるのかもわからないんだ。来年のシートはない。おそらくどこか他の場所でレースをすることになるだろう。だから、僕はここにいないことになるかもしれないが、2026年か2027年には戻って来られるだけの価値があることを証明したい。」