「石破さんの認識は誤り」30年前の約束とは? 細川元総理が語った企業・団体献金「5年後見直し」の真意
ーー「頑張りすぎた」っていうのは自民党案のほとんどを飲んだことを指しているのでしょうか。 そう、それもありますね。 ーーつまり自民党案をほぼ飲んだばかりに、完全に穴をふさぎきれなかったということもいえるのではないですか。 そうですね。なかなかそのときそのときの状況で違ってきますからね。今何でも言えるんだけども、なかなかそのときには、一概にそういう状況で判断できたかっていうとそれはまたちょっと別問題ですけど。 ーー今回の政治改革の議論では、「企業・団体献金の禁止」について自民党は強硬に反対姿勢。野党内もまとまっていないのが現状です。野党でまとまって禁止を迫るべきだと思いますか。 さあ私はわかりません。今のことはもう今の人たちに判断してもらうしかしようがない。私達はあの時点で最善だと思う方法を提示したっていうことだね。ただ大きな方向性だけは示したので、それをちゃんとやってくれるかどうかの方が問題だと思ってるんですよ。 ■石破総理へ「もっとやるべきことはある」 野田代表へ「野党まとまって政権交代を」 政治改革の議論についての見解を伺うと、言葉少なげに、丁寧に慎重に答える細川氏だったが、饒舌に語ったのは石破総理について、そして野田代表について。そこには「自分だったらこうするのに・・」という野心のようなものが滲み出ていた。 ーー当時、日本新党の1期生だった野田佳彦さんが立憲の代表になり衆院選で政権交代を訴えました。今は政権交代のチャンスと言える状況でしょうか。 それはチャンスだと思いますね。何よりも大事なことは政権交代でしか変えられないんですよね。日本の経済も沈滞してるがそういう状況を変えるのは何によって変えられるかっていうと、やっぱり政権交代なんですよね。 日本新党ができて8党の連立ができて、だいぶ世の中変えられた部分もありますが、やっぱり今のこの状況を変えるためには政権交代がやっぱり一番大きなきっかけになると思いますね。世界どの国を見たってやっぱり政権交代で世の中変わるんで私は、ぜひ野田さんに頑張ってもらって、政権交代してもらいたいと思いますけどね。