ディズニーリゾートラインの通勤定期が買える!? 定期券を持っている人とは……【鉄道のプロが解説】
◆景色や車両、フリーきっぷも楽しめる!
リゾートのアトラクション的な雰囲気が濃厚ではあるものの、ベイサイド・ステーションから東京ディズニーシー・ステーションまでの区間は車窓から東京湾を望むことができ、つかの間の鉄道旅行を楽しめる。車両は全部で5編成あり、それぞれ外観の塗装が異なる。昼間は2編成のみが稼働していて、あとの車両は車庫で休んでいる。 きっぷを購入しないで、SuicaやPASMOなどのICカード乗車券も利用できる。また1日フリーきっぷは大人(中学生以上)700円、子ども(小学生)350円。行きと帰りに2回乗車しただけでは元が取れないが、図柄のバリエーションが多く、ディズニーのキャラクターが描かれているので、ディズニーファンの中には訪問するたびにフリーきっぷを買って集めている人もいるようである。 この記事の筆者:野田隆 名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL「D51」を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、『ヨーロッパ鉄道と音楽の旅』(近代文芸社)を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。近著に『シニア鉄道旅の魅力』『にっぽんの鉄道150年』(共に平凡社新書)がある。
野田 隆