春高バレー、千葉代表は男女ともに習志野 2年連続 男子は41度目、女子は17度目
「春の高校バレー(春高バレー)」として行われる来年1月の「第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会」への出場権をかけた千葉県代表決定戦の男女決勝が3日、東金アリーナ(同県東金市)で行われ、昨年大会に続き、男女ともに習志野が制した。男子は18年連続41度目、女子は2年連続17度目の夢切符をつかんだ。本大会は来年1月5日、東京体育館(東京都渋谷区)で開幕する。 ◇ 男子 習志野はフルセットまでもつれた2時間半の大接戦を制した。死闘だった。 序盤から市立船橋との点の奪い合いになった。第1セットを23-25で失ったが、第2セットでは菅原の強打やローガンのクイックなど多彩な攻撃で25-17で奪い返した。第3セットに入ると市立船橋の高いブロックやフェイントに苦戦。ジュースの末、28-30で落とした。 追い込まれた習志野は強打の応酬となった第4セットを接戦の末、再び25-21で奪い返した。迎えた最終セット、ローガンや島津のスパイクが炸裂(さくれつ)。フェイントなど小技も駆使し、15-10で逃げ切った。 市立船橋はブロックで相手の強打を何度も阻止し、粘りをみせたが、ネット際の攻防で押し込まれる場面もあり、涙をのんだ。 女子 先に試合の主導権を握ったのは敬愛学園(千葉市)だった。第1セット、主将の諸橋や2年永盛を中心とする硬軟織り交ぜた、巧みな攻撃で習志野を翻弄。25-21でセットを先取すると、2セット目も勢いそのままに、1年根本の強打などで25-21で連取。王手をかけた。 迎えた第3セット、防戦一方だった習志野に流れを引き寄せたのは絶対的エースの結束。高い打点から強烈なスパイクを連発し、中盤に逆転に成功すると、一気に差を広げて25-16でセットを取った。続く第4セットも、結束や岩佐が相手ブロックを打ち抜き、25-16とし、フルセットに持ち込んだ。 最終セットも結束が躍動。相手コートにボールをたたき込み続け、習志野が15-10で逆転勝利をつかんだ。