JR東日本が大開発! 3月の“まちびらき”で、「高輪ゲートウェイ」はようやく都民になじむか?
警備、清掃、デリバリーはロボットが!
喜㔟社長が言うように、シティは大きな実験場でもあるという。その3大テーマは「環境」「モビリティ」「ヘルスケア」だ。 まず環境部門で、省エネ、創エネ、エネルギーマネジメント、水素由来の電気の使用により、CO2排出量実質ゼロを目指す。 モビリティでは、警備、清掃、デリバリーなどのロボットが配備されるというから楽しみだ。ロボットとセキュリティゲート、エレベーターなどが連係し合うため、ロボットはシティ内を自由に行き来できる。ロボット同士がコミュニケーションを取って、ともに働くことも! さらに、自動走行モビリティや、フードデリバリーなど物流用にドローンを活用し、人手不足の解消を目指すという。 ヘルスケアでは「睡眠コンセルジュサービス」などを実施。オフィスワーカー向けの食堂では、培養肉などサステナブルな食材も提供予定だとか。 「こうした取り組みの先にあるのは、地球に対する負荷が高い、これまでの経済活動を見直し、地球と人間とが調和するという利益、『地球益』です。われわれはシティを通じて、この地球益を追求していきます」
鉄道生誕の息吹が感じられる地に、JR東日本が生み出す未来都市。わざわざ出かける価値はありそうだ。 Text:佐藤美由紀