JR東日本が大開発! 3月の“まちびらき”で、「高輪ゲートウェイ」はようやく都民になじむか?
高輪築堤の遺構を活かして 羽田空港からおよそ15分、品川からひと駅とアクセスのよい「シティ」は、約9.5ヘクタール、南北約1.6kmとかなり広く、以下の全5棟の建物で構成されている。 ・「THE LINKPILLAR 1(ザ・リンクピラー・ワン)」 地上30階、地下3階の南棟と地上29階、地下3階の北棟からなる駅直結のツインタワーで、商業施設やオフィス、JWマリオット・ホテル東京などが入る。 ・「TAKANAWA GATEWAY CITY PRESIDENCE(高輪ゲートウェイ・シティ・レジデンス)」 地上4階、地下2階。外国人ビジネスワーカーにも対応した国際水準の高層高級賃貸住宅、テラス型住戸を含むレジデンス。インターナショナルスクール、商業施設も入る。 これらと駅は歩行者用の道でつながり、要所要所に広場やビオトープなどができるのだという。都会で働く人びとの憩いの場となるだろうか。 ・「THE LINKPILLAR 2 (ザ・リンクピラー・ツー)」 地上31階、地下5階で、商業施設、オフィス、クリニックやフィットネスなどの生活支援施設が入る。 ・「MoN Takanawa(モン高輪)」 地上6階、地下3階の複合文化施設。約1200人収容のライブ・パフォーマンス空間、約1500㎡の展示室、約100畳の畳スペースなどを備える。ちなみに、MoNは「The Museum of Narratives」の略であり、「門」も意味するという。門=ゲート!
3月のまちびらき時には、駅が全面開業し、オフィスや国際会議場、商業施設の「ニュウマン高輪」がオープンする。その後、ホテルなどが順次開業し、2026年春にはすべての建物が完成して約200店舗が出そろう予定だという。 「高輪築堤の保存と継承もおこないます。築堤の石を植栽の一部に採用。鉄道のレールを再現し、日本で初めて鉄道が走ったこの地の記憶に触れられる環境を整えます。2026年春には、かつて線路の下を船が行き来した『第7橋梁』を80mにわたって現地保存。それを眺めながら憩える『築堤ギャラリー』を開設します」