タイ11月CPI、前年比0.95%に伸び加速 予想は下回る
[バンコク 4日 ロイター] - タイ商務省が4日発表した11月の消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率は0.95%と、10月の0.83%から加速した。食品とエネルギー価格上昇がけん引したが、ロイターがまとめた市場予想の1.1%と、中央銀行の目標範囲(1─3%)をともに下回った。 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIの前年比上昇率は0.80%、予想は0.77%だった。 1─11月の平均インフレ率は前年同期比0.32%、コアインフレ率は0.55%だった。 商務省貿易政策戦略当局のPoonpong Naiyanapakorn局長は記者会見で、12月の総合インフレ率は1.2─1.3%、通年では0.4─0.5%になるとの見通しを示した。 商務省は2025年のインフレ率について、経済成長の加速と政府による景気刺激策で0.3─1.3%になると予想している。