同点かと思われたがオフサイド…… スタリッジがN・ジャクソンへストライカーとしてのアドバイス 「彼はセンターフォワードとして走るタイミングを計らなければならない」
チャンスはあったが
開幕戦でマンチェスター・シティと対戦したチェルシー。王者を相手にいくつかチャンスを作ったが、ゴールは奪えず、0-2で敗戦を喫した。 [動画]プレミアリーグ第1節 チェルシー対マンCのハイライト この試合で10本のシュートを放ったチェルシー。最も惜しかったのが前半終盤のFWニコラス・ジャクソンのシュートだろう。右サイドからカットインしたコール・パルマーは左足でシュートを放つと、GKエデルソンがこれを弾く。そのこぼれ球をジャクソンが押し込んだ形となったが、これは最終的にオフサイドとなり、ゴールは取り消されたのだ。 このシーンについて、ジャクソンへアドバイスを送ったのが元リヴァプールのストライカーダニエル・スタリッジだ。スタリッジはこの試合のハーフタイムにこのプレイについて「少しの差だ。それはIQの問題でもある」と語り、次のように続けた。 「時には、シュートを打つとわかっている場合、GKがボールをこぼした場合に備えて、リバウンドを拾えるように走るタイミングを計らなければならない。そして、アタッカーとして、センターフォワードとして、こういった機会は滅多にないんだ」 「GKがボールをこぼすのは稀だ。だから、それが起こった時には、そのチャンスをものにするためにそこにいなければならない。なぜなら、ライン上で簡単にチャンスを得ることは非常に難しいからだ。彼はセンターフォワードとして走るタイミングを計らなければならない。リバウンドを取るために走るタイミングを計ることは重要だ。そうすれば、チャンスをものにできるだろう。この試合では、彼にはそれほど良いチャンスはないかもしれないが」(英『Daily Mail』より) GKが弾くことも予想して、そこにつめるだけではなくオフサイドに気をつけてタイミングを測る必要があると語ったスタリッジ。ジャクソンは加入初年度の昨シーズン、公式戦44試合で17ゴール6アシストを記録した。これは悪くない数字ではあるが、決定機を外したり、オフサイドにかかることも多く、これらが改善されればさらなる得点量産も見えてくるだろう。 開幕戦は敗戦してしまったが、大きな注目を集めるチェルシー。ジャクソンが安定してゴールを奪えれば、新たなストライカーを獲得する必要もなくなるが、今シーズンは何ゴール上げることができるのか、注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部