レアメタルの海外流出を防ぐ、EV電池リサイクル注目5銘柄
日本では2030年ごろに廃車となるEV車が増えると予想されている。今からEV電池のリサイクルに対するサプライチェーンを整える必要がある(イメージ写真:kazu / PIXTA)
EV(電気自動車)電池のリサイクル市場が始動する。使い終わったパソコンやスマートフォンなど小型家電から取り出された貴金属やレアメタルは、「都市鉱山」――身近な家庭や企業に眠っている原材料という意味――と呼ばれる。 その意味で日本は世界有数の「都市鉱山」だ。 かなり古いデータだが、世界の都市鉱山での現有埋蔵量のうち、日本における保有量は金で16%、銀で22%、レアアースのインジウムで61%、スズで11%など、世界全体の1割を超えて保有する金属が多数ある(物質・材料研究機構調べ)。 ただし、サステイナビリティ技術設計機構は現状これらの割合は低下傾向にあるとしている。
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野津 滋