「前半で修正しないといけないところがたくさんあった」三笘薫は欠場したベトナム戦をどう見たのか。「難しい展開になってしまった」【アジア杯】
「選手の質がすごく高いなと感じている」
日本代表は1月14日のアジアカップ・グループステージ第1節で、ベトナムと対戦。4-2で白星を挙げた。 【PHOTO】日本代表のベトナム戦出場16選手&監督の採点・寸評。4発勝利も6人に5点台の厳しい評価。MOMは2G1Aの8番 11分に南野拓実のゴール先制しながら、セットプレーから立て続けに失点し、一時はリードを許す苦しい展開となるも、南野の2点目と中村敬斗の美弾で再逆転。後半にも上田綺世がネットを揺らして、勝負を決めている。 左足首の怪我が完治せず、そのベトナム戦はベンチから外れた三笘薫は、16日の練習後の取材で初戦の印象をこう語った。 「自分たちがやるべきことをやらないと、相手に流れを持っていかれるなっていうのは、前半を見ていて思いました。後半はうまく安定した戦いにはできましたけど、難しい展開になってしまったのでそこは課題だと思います」 ブライトンのアタッカーは、「昼の試合で準備のところも多少は難しいところがあったと思いますし、練習試合はしていましたけど、本番の持っていき方は難しい。1試合目でわかったところがあると思いますし、前半で修正しないといけないところがたくさんあって、そこがもっと早くできるようになれば、もっといい戦いができたと思います」と見解を続けた。 一方で、「そこでひっくり返せるっていうのも、選手の質がすごく高いなと感じているんで、僕も負けないようにしたい」とも語っている。 「ヨーロッパのトップレベルで戦っている選手からすると、アジアでは、テンポ感や球際での違いもあるのでは?」という質問にはこう回答している。 「リーグ戦とちょっと違って、縦のスピードというよりも、後ろで繋ぎながら剥がしたときにスピードアップしてくるところは、本当にスピードもかなりレベルが高いなって思いました。(ピッチの)中に入らないとわかんないスピード感もあると思うんで、ちょっとわからないですね」 この日は、カタール入りしてから初めて、途中まで全体練習に加わった三笘。復帰まではもう少し時間がかかりそうだ。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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