富士フイルムが熊本拠点で『CMPスラリー』の生産能力を増強へ AIなどの先端半導体の需要拡大を見込み20億円投資 更に『カラーフィルター材料』では60億円投資も
熊本・菊陽町に工場を置く富士フイルムは、AIなどの先端半導体の需要拡大を見込み、熊本拠点で製造する材料の生産能力の増強を12月5日に発表した。 【画像】『CMPスラリー』の生産能力を増強される熊本拠点
富士フイルムが熊本拠点に20億円投資発表
富士フイルムは2024年1月に菊陽町にある熊本拠点に先端半導体の研磨剤として使われる『CMPスラリー』の国内初の生産設備を設置している。 富士フイルムによると、AIなどに関する先端半導体の需要拡大を見込み、熊本拠点で『CMPスラリー』の生産能力を増強するという。投資額は20億円で設備を新たに導入し、1月には稼働させる予定だ。 富士フイルムでは、さらに熊本拠点で半導体のイメージセンサーに使われる『カラーフィルター材料』の生産設備に60億円を投資すると既に発表していて、2025年春に稼働する予定だ。 (テレビ熊本)
テレビ熊本
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