34歳バロテッリ、1701日ぶりセリエA復帰!4分の出場でイエローカードも…ジェノア指揮官が喜び
ジェノアのアルベルト・ジラルディーノ監督が4日のパルマ戦後の記者会見に出席し、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリのデビューを喜んだ。 今シーズンは負傷者が相次ぎ、無所属だった34歳のバロテッリを緊急補強したジェノア。日本代表GK鈴木彩艶も先発したパルマとの対戦では、86分からそのバロテッリがデビューを果たし、チームも1-0と9試合ぶりの勝利を収めた。 バロテッリは、2019-20シーズンにブレーシャの一員としてセリエAでプレーしたのを最後に、モンツァ(当時セリエB)やシオン(スイス)、アダナ・デミルスポル(トルコ)などクラブを転々とし、イタリア最高峰のリーグから遠ざかっていた。しかし今夏にトルコのクラブを退団すると、母国でのプレーを熱望してオファーを待ち続け、イタリア代表の元同僚ジラルディーノ監督が率いるジェノアで1701日ぶりとなる念願のセリエA復帰を果たした。 パルマ戦でのわずかな出場時間で警告も受けたかつての“悪童”バロテッリ。イタリア紙『トゥットスポルト』は、「86分にマリオ・バロテッリのセリエA復帰の出番が訪れたが、試合終了のホイッスルが鳴るまでに、掲示板の警告者欄に名を連ねる時間はあった」と皮肉を述べた。それでもジェノア指揮官は、バロテッリのデビューを喜び、今後に期待を寄せている。 「チーム全体に拍手を送りたい。途中出場した選手も正しいメンタリティで試合に入れていた。マリオのことは嬉しく思っている。彼は素晴らしいモチベーションを持っている。トレーニングを続けて出場時間を積み重ねていかなければならないが、コンディションが良くなればチームに大きく貢献してくれると確信している」