“ヴォスクオーレ仙台のバンディエラ”渡邊一城が今季限りでの現役引退を発表「F1残留のために自分の人生をかけてチャレンジしていきたい」|Fリーグ
ヴォスクオーレ仙台は10月7日、渡邊一城の今シーズン限りでの現役引退を発表した。 【映像】渡邊一城も出場した2014年のヴォスクオーレ仙台リーグ参入戦!
“リーグ未参入”時代の仙台を知るベテランが引退
2011年にステラミーゴいわて花巻にてFリーグ初出場した渡邊は、今年で37歳を迎えるベテラン選手だ。花巻から仙台に移籍した後、2017年にヴィンセドール白山に加入すると、2年目からはキャプテンとしてチームを率いた。 2020年に、財政面の立て直しを図るためリーグ戦未参入となった仙台に復帰すると、県リーグやF2を経験し、今シーズンからF1の舞台に戻ってきた。Fリーグ通算成績は、今シーズンの中断期間突入時点(2024年10月6日時点)で141試合・40得点を記録している。 今シーズン、チームとしては勝ち点を積み上げられていないが、渡邊は開幕戦から全試合にスタートから出場。貪欲にゴールへと向かうプレースタイルで2得点を挙げ、ベテラン選手の1人としてチームを支えている。 渡邊はクラブ公式ホームページを通して「息子も4年生になり明確な目標をスポーツでみつけ、アリーナに来れなくなったことが一番の理由」と引退の理由を明かした上で「最後にこのクラブをみんなでなんとしてでもF1に残留させれるように、自分の人生をかけてチャレンジしていきたい」と意気込みを語った。 ■渡邊一城選手 現役引退のお知らせ この度、2024-2025シーズンをもちまして、渡邉一城選手が現役を引退することになりましたのでお知らせいたします。 選手へのこれまでのご支援、ご声援に対し、心より御礼申し上げます。 【 選手氏名 】渡邊 一城(ワタナベ カズキ) 【 背番号 】6 【 ポジション 】FP 【 生年月日 】1987年10月26日(36歳) 【 身長/体重 】180㎝/74㎏ 【 出身 】山梨県 ■コメント 今シーズン限りで現役を引退することを決断しました。 シーズン中で、結果が出ていないこの時期の発表になってしまった事をお許しください。 本当にいろいろな方に支えられて、ここまでやってこられた事、とても感謝しております。 サッカーを始めた時から私の指導に関わってくれた各スタッフの方々、Fリーガーとしてスタートさせてくれたステラミーゴいわて花巻のファンサポーターの皆様、ヴィンセドール白山の関係者の皆様、1番大好きなヴォスクオーレ仙台の関係者の皆様には、本当に感謝しています。 今回この決断にいたった理由に関しては、このクラブがFリーグに昇格した年に産まれた息子が、物心つく時まで、選手としての背中を見せたいと思ってプレーしてきましたが、息子も四年生になり明確な目標をスポーツでみつけ、アリーナに来れなくなった事が1番の理由でした。 また、今後の明確な目標、夢もあり、お世話になった宮城県でフットボールで幸せになれる子供達を輩出して行きたいと思っております。 その為にも、最後にこのクラブをみんなでなんとしてでもF1に残留させれるように、自分の人生をかけてチャレンジして行きたいと思っております。 このクラブを最後に現役引退できる事を幸せに感じてます。 残りあと少しになってしまいますが、3/31まで選手として成長して行けるよう頑張りますので引き続きヴォスクオーレ仙台の応援をよろしくお願いいたします。