YARTの連覇か?それともヨシムラの逆転か? | FIM 世界耐久選手権(EWC) 2024 第4戦(最終戦) ボルドール24時間耐久ロードレース【プレビュー】
どちらにしても上位を走り続けなければワールドチャンピオンの座は得られないわけですから、まさに守りに入るか、攻めに出るか、両者の駆け引きに注目です。
また、ランキング3位の「#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM」はシルヴァン・ギュントーリに代わって、若手のハネス・スーマーの起用を決定。彼は鈴鹿8耐でスーパーストック(SST)クラスの優勝を果たした「TONE RT SYNCEDGE 4413 BMW」で素晴らしいパフォーマンスを見せました。勢いに乗るスーマーの起用で大逆転の可能性に賭けるBMWも伏兵として注目です。
また、SSTクラスでは今年から新規参戦の日本チーム「Team Etoile(チームエトワール)」が鈴鹿8耐のクラス2位を獲得し、タイトル獲得の可能性を残しています。4戦中3戦有効ポイントで争うため、ボルドールの活躍によっては鈴鹿8耐の2位が効いてきてタイトル争いに絡むことになるかもしれません。大久保光、亀井雄大、渡辺一樹という日本のトップライダーたちを擁するチームがキラ星の如くポールリカールで輝くか注目しましょう。
総勢45台が出場する24時間の闘い。激しく入れ替わるであろうタイトル争いの行方は最後まで見逃せません。
文:辻野ヒロシ
辻野 ヒロシ