「いいときに活躍できたな、と今は思う」「全試合出場を目標にやってきたので残念だが…」ソフトバンク近藤健介の一問一答
◆オリックス4―9ソフトバンク(23日、京セラドーム大阪) ソフトバンクが4年ぶり20度目のリーグ優勝を飾った。右足関節捻挫で17日に出場選手登録を外れた近藤健介外野手(31)も京セラドーム大阪に駆け付けた。近藤の一問一答は次の通り。 ■松葉杖でグラウンドへ…近藤が小久保監督と熱い抱擁【写真】 ―今の気持ちは。 「みんなと喜びを分かち合えて、うれしく思っています」 ―松葉づえ姿で駆け寄った。 「全試合出場を目標にやってきたので残念だが、こうやって優勝できたので本当にうれしい」 ―今季を振り返って。 「苦しい時期もありましたけど、数字的に見れば、まあそこそこかなと思っています。それなりに思い描いている数字にまとまってきたけど『これで満足せずに』と常に思っている。よりいいものを求めてやっていきたい」 ―ホークス入団会見で「優勝するために来た」と言った。加入2年目で優勝した喜びは大きいのでは。 「もちろん、そうですね。下からの突き上げも多いし、自分もプレッシャーを感じながらグラウンドで思い描いているようなプレーができたんじゃないかな。自分が思っている以上の力がここ2年出ているのではと思っています」 ―昨季は本塁打王。長打をどう評価している。 「5番を打つことが多かったので、より打点を意識するようにはなっている。長打もそうなんですが、打点、残ったランナーをかえすことに意識はいっていた。その中で長打もある程度出ていたので収穫はあるというか、昨年より本塁打は少ないですが、自分の中では収穫があった1年だった」 ―昨季終了後に「守備でも頑張りたい」と話していたとおり、ガッツあふれるプレーもあった。 「野球人として走攻守というのは常に思っているので。守備に就いた時は守備で貢献したいという思いは常に持っていますし、走塁でも。打撃だけではない。そこは僕がプロでやっていく中に大切にしていることで、これからもというところ」 ―今季で一番思い出に残った試合は。 「ぱっと思い浮かぶのは自分じゃないけど、(4月29日の西武戦での)ギータさんのサヨナラ3ランかな」 ―柳田が故障離脱した6月は好調な打撃でファンの期待に応えた。 「『いい時に活躍できたな』と今は思う。苦しい時に主力がしっかりするのは大切。そういう意味では6月にギータさんがいなくなって、みんな精神的にダメージがあるところだったと思うが、そういう時に活躍できたのは良かった」 ―ポストシーズンには間に合いそうか。 「けがはまだ分からないが、しっかりと間に合わせるようにリハビリをしていきたい」 ―右足首を痛めて全試合出場は逃した。 「全試合に出てタイトルというか、優勝を目標に掲げていたので、そこは悔しさもある。ただ、チームなので、みんなカバーしながら優勝できたのはうれしい」 ―小久保監督からは。 「試合前にある程度話はさせてもらいましたけど、クライマックスシリーズに向けてというところで。僕もそのつもりでいますし、しっかり治して」 ―孫オーナーとは。 「『治して帰ってきてくれ』と言葉をいただきました」 ―リーグ優勝を目の前で見て、戦列に早く戻りたい気持ちがある。 「そうですね。日本一の輪にいれるようにしたいと思います」 ―リハビリは。 「治療という感じですね。(右足は)なるべく着かないように」 ―試合を見ることも増えたのでは。 「プレッシャーがかかる場面だったと思う。苦しい戦いの中でも勝ちきれるのは強さ。頼もしく見ていました」 ―少し目が赤い。 「全然、全然」 おすすめ記事 ■転機となった3年前の「総スカン」小久保監督、8匹の猫に癒やされ ■女性関係の不祥事で大批判、妻に背中押された山川穂高「もう少し頑張ってみよう」 ■父に救われ、父を救ったメッセージ「ミスアース」小久保監督の娘が祝福 ■「何もしてませんよね」屈辱的な言葉とともに告げられた2軍監督〝降格〟 ■腹をくくった小久保監督 両立させた育成と勝利【秋山幸二氏の視点】 ■西スポ紙面が復刻!小久保ホークス初V紙面にあなたの名前が記録される! 【#OTTOホークス優勝特集】 【おすすめ記事 優勝特集】 女性関係の不祥事で大批判…山川穂高を支えた妻の一言、小久保監督の長男&長女が父に贈る言葉、秋山幸二さんが語る小久保采配など西スポWEB OTTO!が総力取材したとっておき優勝記事がたっぷりです。 ▼下記の関連記事から▼
西日本新聞社