マリナーズが大谷翔平トレードから撤退…米メディアは22号3ラン&申告敬遠と残り3日が期限のトレード情報にいまだ騒然
またフィル・ネビン監督代行の「彼は今夜すべての打席でとても優れていたと思う。何度か、わずかなミスをしたが、彼の打席はとても良かった。最大の称賛に値するのは、(8回に)我々の打者で優れた打者の1人でもある(テイラー・)ウォードと対戦させるために左腕から敬遠を選んだことだ。相手からすれば、彼が打席に向かってくるのが怖い。左投手、右投手に対してとても良いスイングをしているから、敬遠の動きには当然理解できる』というコメントを紹介。ネビン監督は7回のビッグイニングに貢献した申告を称えた。 レンジャーズ側から見れば、大谷を歩かせたことが負けにつながった。 レンジャーズのクリス・ウッドワード監督は、「大谷(の敬遠)は難しい判断だったが、あの男にやられるようなことをするつもりはなかった」と説明。「この状況で大谷に打席機会を与えたくなかったことが申告敬遠の理由だった」とした。 一方であと3日に期限が迫った大谷のトレード問題に関する記事も後を絶たない。 ロサンゼルス近郊のローカル紙であるプレスエンタープライズは「エンゼルスはスーパースター(大谷)をトレードに出すべきか」との見出しを取り、「エンゼルスは5月中旬までア・リーグ西地区の首位を走っていた。だが、5月16日から土曜日のレンジャーズ戦まで、18勝45敗と驚きの急落。火曜日のトレード期限前に大谷をトレードすることによって(来季に向けての)再建を始める必要があるのかと、野球界の人々に議論を起こさせている」と伝えた。 同紙は「実際にはトレードが起こるような兆候はない」とした上で、「(木曜日の試合後にエンゼルスに長く残りたいか?と質問された)大谷は丁寧で、ハッキリとは、その問題に言及することはなかったが、彼の(選ぶべき)メッセージは、明白で、このチームを良くするか、フリーエージェントとなれる2023年オフに離れるか、ということだ」と指摘。 「手短に言えば、彼ら(エンゼルスのフロント)はめちゃくちゃだ。その混乱は、オーナーのアート・モレノ氏ら球団トップがもたらした。責任と非は彼にある」と、モレノ・オーナーを批判し、「もしエンゼルスが大谷のトレードを決断しないのであれば、ビジネスの観点からだと考える。エンゼルスに広告を出したい日本企業からの収益は大きく、大谷のプラカードを振り、彼のジャージを着て姿を見せるすべてのファンが彼の地元、敵地での動員力を立証している」と、トレードを決断しない理由が大谷の経済効果にあると断じた。