家を建てたあと、後悔しないために!「子育てしやすいLDK」のポイントとは
インテリアコーディネーターや宅地建物取引士をはじめとする、住生活にまつわる資格を多数取得し、子育てや女性のライフスタイルに寄り添う住宅提案をしている、子育て住空間コンサルタントの今西千登瀬です。 「リビングは広く!収納は多く!」と思い込んで譲らない…建築家が見た家づくりに失敗する人の特徴。 これから注文住宅を計画される方に、私自身の経験も踏まえながら「子育てにやさしい、快適なリビング空間のつくり方」の3つのポイントをご紹介します。
1.意外と見落としがちな「リビングと洗濯機位置の関係性」
子どもがまだ小さいころは家事をするにも、子どもに目がいきやすい家事導線が重要です。洗濯室からLDKへのアクセスがすぐで、リビングで遊ぶ子どもを見守りながら洗濯を干せる間取りが重宝します。 子どもの成長に合わせてリビングの役割は変わっていきますが、大切なのは「家族のコミュニケーションの場所」ということ。家事をこなしながら家族とのコミュニケーションを取りやすい間取りは、家族の幸せにもつながっていきます。
2.「リビング学習」に特別なものはいらない
子どもが小学生になると、宿題などの家庭学習をする機会が出てきます。 我が家はリビングに壁付けの机を設置して学習コーナーをつくりましたが、新築して1年、今のところダイニングテーブルで学習をしているので、この学習コーナーは必要がなかったようです(笑)。 ただ、学習コーナーは別の使い方で活用しているので、次にご紹介します。
3.リビングで「学校の準備」を完結させる
残念ながら、今まで一度も座らなかった(笑)学習コーナーには、机だけでなく棚や引き出しをつけて、その場で学校の準備を完結できるように計画しました。子ども部屋もありますが、学校の準備に移動を伴うと、子どもも面倒になり、自分で用意をしなくなるので、あえてリビングに学校用品の置き場所をつくりました。
引き出しには、文房具や体温計など学校準備に必要なものや、毎日着るお洋服の定位置もつくりました。 わかりやすく学校準備の定位置をつくったことで、スムーズに学校準備ができます。
ランドセルの定位置をつくったことによって、学校から帰ってきてランドセルが床に落ちていることがなくなりました(笑)。ランドセルの棚上の机のスペースは、次の日の学校準備のスペースに。持ち物を前日に用意し、並べておくことで、忘れ物防止にも役立っています。 いかがでしたか。家族みんなが集まるLDKは、ママが家事がしやすく、家族のコミュニケーションの核として、みんながくつろげて機能的にしたいですね。私の経験も踏まえた子育てに優しい家「LDK編」でした。