【インタビュー】『ゼンレスゾーンゼロ』生き生きとしたキャラクターたちや街のその裏側…「アニメディア」掲載のデザイン・アニメーションチームインタビュー全文をお届け!
キャラクターをより特徴的にするために、私たちは色々な工夫を重ねました。まず「陣営」という概念を導入することで、異なるキャラクターを結びつけ、より特徴的にしました。そしてキャラクターの体型は、プレイヤーが見たことのないような、意外性のあるユニークさを考慮し、シリオンやロボットなどといった多様な種族を登場させています。今後も、目を引くような面白いキャラクターを続々と登場させる所存です。
また、武器の面白さもデザインにおいて重視している要素のひとつです。没入感を高めるため「戦闘シーンが終わると消えてしまう武器」はできるだけ作らないようにしています。そのためには武器の操作感、独特さ、携帯性を同時に考慮する必要がありますが、頼もしいモーション制作チームが後ろ盾となり、私たちの自由な発想が実現されました。キャラクターの個性については、よく「ギャップ」のある設定を作ります。例えば、ベンは豪快な見た目に反して、真面目で繊細な一面があり、会計が得意などというギャップを持っています。
――『ゼンレスゾーンゼロ』は、毎月アップデートによって見応えのあるシネマティックが追加されていきます。短いスパンで、あれだけハイクオリティのシネマティックが追加されることには驚きを隠せません。チームではどういったプロセスで作中のアニメーションを制作し、高いクオリティを維持しているのでしょうか。
アニメーションチーム私たちのCGアニメーションチームのメンバーは、大半が豊富な映画やCG制作の経験を持っているため、ムービー制作においては映像作品の流れに従って進めています。最初にディレクターチームが映像の内容を決めて、絵コンテを作り、その後アニメーションチームに制作を依頼します。お互いに分担し、協力しながら、ゲームの更新スケジュールに合わせて仕事をしています。
高い品質を維持するのに大事なのは、技術そのものよりも、制作チームの情熱と努力だと思っています。アニメーションの質の良し悪しは、しばしば非常に些細なことで決まります。自分たちの制作したアニメーションに情があってこそ、究極まで突き詰めて、より細やかで質の高い作品を生み出すことができるでしょう。アニメーションのライティングであれVFXであれ、完璧を追求したいという自発的な意欲があり、自分の魂を注ぎ込むつもりで多くの時間をかけながら試行を重ねていくことで、クオリティを維持し、さらには突破することが可能になります。
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