【インタビュー】『ゼンレスゾーンゼロ』生き生きとしたキャラクターたちや街のその裏側…「アニメディア」掲載のデザイン・アニメーションチームインタビュー全文をお届け!
――『ゼンレスゾーンゼロ』は、ファンタジー世界とは異なる現代~近未来風の世界にレトロな設定も混在しているように見えます。このあたりの世界観の設定や、そこに存在する生物、生命体、文化的な背景、独自のテクノロジーなどをどのように設定して制作しているのか、教えてください。
IPチーム『ゼンレスゾーンゼロ』の世界観の構築には、開発チーム独自の語り方と考えがあります。誰もが共鳴しやすい感情からストーリーを展開し、生活感のある表現を心掛けています。例えば、六分街の雰囲気は隣人との友好的な関係や生活の息吹をより強調し、郊外の荒廃は「カリュドーンの子」と「トライアンフ」の燃料争いにリアル感を持たせています。また私たちは、メインストーリーとサイドコンテンツでそれぞれ異なる方向性を採用しており、メインストーリーの表現は徐々に壮大さを増していき、サイドコンテンツではより生活感のある日常や感情を細かく描いていく所存です。
私たちはプレイヤーに「新エリー都に対する理解はひとつではない」と伝えたいのです。終末世界を生きる人類にとって、新エリー都は唯一の住処ではないかもしれません。それでも新エリー都は単なる「都市」の枠を超えて、ホロウまみれの「惑星」とも言える存在になっています。都心部はホロウの間に挟まる比較的大きな区域で、居住に適しています。その他にも面積が小さい区域で、別の物語が展開されている可能性があります。『ゼンレスゾーンゼロ』の世界観はいくらでも広げることが可能で、計り知れないポテンシャルを秘めています。
――『ゼンレスゾーンゼロ』に登場するキャラクターたちは、自由度が高く、文化的・技術的な背景などが細かく設定されているように思えます。どのようにして魅力的なキャラクターたちを生み出し、制作しているのでしょうか?
キャラクターデザインチーム常々言っているように、私たちはプレイヤーの皆さんが没頭できるような都会ライフを『ゼンレスゾーンゼロ』の新エリー都で体験してもらいたいと願っています。没入感を得られるかどうかは、「新エリー都のキャラクターとストーリーが実在している」と感じてもらえるかどうかにかかっている、と言っても過言ではありません。そのため私たちはプレイヤーに共感を持ってもらえるような「地に足のついたキャラクター描写」を意識した上で、この架空の世界に実際に生きていると感じさせ、彼らのユニークさを描き、深く印象づけます。キャラクターをデザインする際には、「ファンタジー」とプレイヤーの「共感」をバランスよく調整するよう努めています。
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