6歳男児がプールで死亡 “業務上過失致死”の罪問われた学童クラブの元園長に懲役1年6カ月求刑「プールから離れ慎重な監視を怠った」
滋賀県長浜市のプールで当時6歳の男の子が死亡し、業務上過失致死の罪に問われた学童クラブの元園長の男に対し、検察は懲役1年6カ月を求刑した。 去年7月、長浜市の屋外プールで小学1年だった田中大翔くん(当時6歳)が溺死した事故で、学童クラブの元園長・大谷琢央被告(50)は、監視の指示などを怠った業務上過失致死の罪に問われていて、起訴内容を認めている。 24日の裁判で検察側は、「参加児童の身長や泳力を把握せず、およそ7分間、料金の支払いでプールから離れるなど慎重な監視を怠った」などと指摘し、懲役1年6カ月を求刑した。 一方で弁護側は、執行猶予付きの判決を求め、最後に大谷被告が「大翔くんを元気に家に帰すことができず、申し訳ありませんでした」と述べて結審した。 判決は1月27日に言い渡される予定だ。 (関西テレビ「newsランナー」2024年12月24日放送)
関西テレビ
【関連記事】
- 放課後デイ施設で中学生が死亡する事故 安全管理怠り死亡させた罪などに問われた施設の安全管理担当者の男「懲役1年10カ月・執行猶予4年」の有罪判決
- 「率直に大変不名誉」トイレ洋式化率全国平均半分以下の舞鶴市 「洋式にしてほしい」子供たちの切実な声 衛生面も洋式が優れる 災害に備え「和式使える教育」は必要か
- 楽しみは「クリスマスマーケット」「キッザニア行く」大阪市立小学校で終業式 一人一人に通知表も
- 「複数女子児童にわいせつ・撮影など」の罪 少女の性的動画投稿サイトで知り合った50代男2人逮捕・起訴
- 「奇跡の少年と呼ばれ…」「生き残ったことを素直に喜べず」福知山線脱線事故の負傷者と東日本大震災の被災者 2人の生存者が「命」語り継ぐ