【なでしこ】宮沢ひなたが地元でサッカー教室「次は優勝という形で南足柄に帰ってきたい」
サッカー女子日本代表なでしこジャパンMF宮沢ひなた(24=マンチェスター・ユナイテッド)が23日、兄の圭汰さん(27)とともに地元神奈川・南足柄市で、小学生対象のサッカー教室「南足柄サッカーフェスタ」を開催した。 約40人の子どもたちとともに、2時間ほどシュート練習、ゲームなどで汗を流した。 自身が小学校時代に所属した向田サッカークラブの練習場での実施に「たくさんの方が来てくれて、自分たちも小さい頃からこのグランドでやっていたので、ここで開催できてうれしい」と笑顔。幼い頃からケンカをしたこと記憶がないという仲良しの兄とともに念願のサッカー教室を行い「自分たちもすごく楽しかった。今後も継続してやっていけたらうれしい」と定期開催に意欲をみせた。 兄の佳汰さんは、現在も神奈川県リーグ2部の久野FCでサッカーを続け、ひなたの「憧れの存在」だ。今回も共同発起人としてサッカー教室に参加した。「小さい子たちが笑っているのをみて幸せな気持ちをいただいた。またサッカーってやはり楽しいなと感じることができた」と子どもたちへの感謝を伝えた。 ひなたは7月開催のパリオリンピック(五輪)メンバーに選出された。昨年得点王に輝いたワールドカップ(W杯)ニュージーランド・オーストラリア大会以来の大舞台に臨む。「W杯では、悔しい思いをしたので、次は優勝という形でしっかりと南足柄に帰ってきたい」。南足柄市は、日本時間26日深夜0時キックオフの初戦スペイン戦のパブリックビューイングを計画中とのことで「たくさんの方にすごく応援してもらっているなと地元に帰ってくると改めて感じるので、たくさんの方々を元気づけられるように、サッカー選手としてできることをサッカーを通じてできることをやりたい」と気を引き締めた。【佐藤成】