「日本人は臆病です」…米国の起業家教育No.1大学で教鞭をとる著者が語る「成功できる人」と「成功できない人」との決定的な”差”とは
一歩踏み出した先へ
いまいる、心地よさそうな場所、安全地帯っぽい場所から、踏み出す。 その先は怖い場所かもしれない。行ったことがない場所で、見たことがない景色があるかもしれない。Fear Zoneです。 でも、そのさらに先には成長がある。コンフォートゾーンは、学び、成長に至るためのスタート地点なのです。子供のころからがんばって勉強してきたのは、少しでも有利なスタート地点を手に入れるためであり、そこに留まるためではなかった。 そもそもそのコンフォートゾーンは時代とともに変化するので、いつまでもいられる場所ではないのです。学生のころにがんばった人は、きっと、いいスタート地点に立っています。だからこそ、一歩踏み出すことができるのです。 なお、肝心なのは、実はその次の一歩です。恐れに震えて、出した一歩をコンフォートゾーンに戻してしまうのか、もう片方の足も前に出せるか。実はこの2歩目が重要なのであり、偉大な一歩を活かすも殺すもここにかかっているということです。 『「熱があっても出社する」ことを美徳とする日本人…現代にも蔓延る「昭和すぎる価値観」に囚われていませんか?』へ続く
山川 恭弘