人気SUV「アウディQ5シリーズ」がフルモデルチェンジ!新プラットフォームの採用で新たなステージへと進化
使いやすさをキーワードに4つの要素でデザインされたインテリア
インテリアは、「人間中心」「わかりやすさ」「デジタル ステージ」「デザインに則した素材」の4つの要素からデザインされた。 「人間中心」では、操作性や各ユーティリティの使い勝手の向上だ。これは、歴代のアウディ車が追求してきたことでもある。「わかりやすさ」も同一線上で、コンポートパネルやセンターコンソール、ドアハンドルなどの使いやすさに配慮したデザインコンセプトだ。 「デジタル ステージ」では、運手席と助手席に装着されたアウディMMIディスプレイが主役となる。運転席にはOLEDテクノロジーが搭載された11.9インチのカーブドデザインのMMIパノラマディスプレイが、助手席側には14.5インチのMMIタッチディスプレイが配される。 最後となる「デザインに則した素材」は、上記の3つのコンセプトにあった素材のセレクトを意味する。手触り、視認性など、ユーザーフレンドリーな視点から行われる。 光を使った演出もポイントだ。MMIパノラマディスプレイを下から照らすLEDライトやドアのイルミネーション、ウェルカムライトなどが、夜間のドライブを楽しいものとしてくれる。 カーゴスペースは、リアシートを倒した状態で1473リッターを確保。余裕の積載スペースだろう。
3タイプのエンジンに新マイルドハイブリッドシステムを採用
プラットフォームは、アウディ最新のPPC(the Premium Platform Combustion)。同ブランドSUVの初採用となる。パワーソースは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンに48Vの新マイルドハイブリッドシステムが組み合わされる。 新マイルドハイブリッドシステムのモーターは、18kWの最高出力と230Nmの最大トルクを発生し、エンジンが止まっている状態でもエアコンディショナーを稼働さえ続けてくれる。暑い時でも寒い時でも快適に過ごせるというわけだ。 エンジンは、2L直4ターボの2.0TFSI(最高出力150kW/最大トルク340Nm)と2L直4ディーゼルターボの2.0TDI(最高出力150kW/最大トルク400Nm)、3L V6ターボの3.0TFSI(最高出力270kW/最大トルク550Nm)の3タイプをラインアップする。 2.0TFSIはFF駆動対応だが、オプションで4WDを選択することもできる。2.0TDIは4WD駆動オンリーとなる。3.0TFSIは、「Q5シリーズ」のトップモデル「SQ5」に搭載される。駆動はもちろん4WDだ。 ハンドリンにもこだわりを見せ、中立な操作性を確保すべく、ステアリングのセットアップとサスペンションチューニングで両者の適正化が図れいる。なお、Sモデルにはスポーツサスペンションが標準で装着される。 これまで見てきたとおり、格段の進化を見せる新型「Q5シリーズ」。気になるデリバリー時期だが、まずはドイツを中心としたユーロ圏で、2025年第一四半期から開始される予定で、ドイツでは2024年秋から注文を受け付けるという。ちなみに、日本での発売時期のアナウンスはされていない。 ■新型「アウディQ5シリーズ」価格 「Q5」2.0TFSI(FF):5万2000ユーロ(約832万円) 「Q5」2.0TFSI(4WD):5万4650ユーロ(約874万4000円) 「Q5」2.0TDI(4WD):5万7100ユーロ(約918万4000円) 「SQ5」:3.0TFSI(4WD):8万2900ユーロ~(約1326万4000円)
Webモーターマガジン編集部