【行き渋り・不登校】学校は学ぶ場の選択肢の一つ。子どもに合った学校以外の居場所とは?
a place outside of school 05:オルタナティブスクール
▶不登校対策のためではないがオルタナティブスクールなら通える子も 文部科学省が定めたものではない、独自の教育方針を持つ学校のこと。シュタイナー学校などは、世界的に広まっているオルタナティブスクールの一つ。理想の教育を追求して運営されており、不登校支援のためにあるわけではないので注意が必要です。ただ、文科省の規定のもとに運営される既存の学校に合わない子どもが、オルタナティブスクールなら通学できるようになるケースも。一条校になっている学校もあり、その場合は卒業認定されます。
a place outside of school 06:通信制高校
自分のペースで学べる通信制高校。最近では通学する学校も増加 オンラインなどの通信教育で、場所を選ばずに学べる通信制高校。基本的に自由に時間割を組み、自分のペースで学ぶことができて、課題の添削、面接、試験などで規定の単位を取得すれば卒業できます。小中学校で不登校だった場合の進路として、選択肢の一つに。ただ、最近では通学して授業を受けるスタイルの通信制高校も増加。フレキシブルに通えるので子どもへの負担が少なく、学校行事なども積極的に行われています。
Column:「ホームスクール」とは?
▶家庭を拠点にした学習スタイル。サイトを活用して情報収集を 家庭を拠点にした教育を“ホームスクール”といいます。ホームスクールを行う保護者が運営する“ホームスクール&ホームエデュケーション家族会”のサイトには必要な情報が満載。保護者同士のZoomおしゃべり会も開催しています。
オンラインの居場所も増えています
▶ICT教材にフリースクール…オンラインでのメタバース空間も 不登校で外出が難しい子どもには、オンラインだと参加しやすいメリットが。タブレットなどを使ったICT教材、オンラインフリースクールなどが増えています。認定NPO法人カタリバが運営する「room-K」のような、子どもが自身のアバターを動かして活動するオンラインでのメタバース空間も。 Staff Credit イラストレーション/pum 取材・原文/野々山 幸(TAPE) こちらは2024年LEE10月号(9/6発売)「「行き渋り」「不登校」その後の選択」に掲載の記事です。 カタリバの不登校支援プログラム「room-K」。利用は連携自治体からのみ受付中。*