【ジロ・デ・イタリア2024 レースレポート:第2ステージ】叶えられなかった「夢」を射止めたポガチャル。全てのグランツールで区間優勝達成に「自転車界では大きな快挙。最高にハッピー」
リポヴィッツとの連携が光り、27秒差の2位にはダニエル・マルティネスが飛び込んだ(ボーナス6秒)。トーマスは3位に食い込み(ボーナス4秒+中間2秒)、元ゾンコラン覇者ロレンツォ・フォルトゥナートと、直前のロマンディ総合3位と急台頭のリポヴィッツもまた同タイムで続いた。総合ではトーマスが2位、マルティネスが3位につけ、いずれもポガチャルからは45秒差。
また区間は30秒遅れの7位に入り、総合では54秒遅れの4位に浮上した21歳キアン・アイデブルックスは、嬉しい新人ジャージ獲得。総合4位と同タイムの総合5位エイネルアウグスト・ルビオまでが、ポガチャルから1分以内に食いとどまり、総合6位以下は早くも1分以上の大差がついている。2024年ジロのサスペンスは、2日目にして、早々と終わってしまったのだろうか。
「今日のステージ優勝は嬉しいけれど、同時に残り19ステージのことを考えている。大きな目標はあくまで最終的なジロ総合優勝であり、区間を1つ勝ったからって、手放しでお祝いすることはできない。ただ数日間は、チームも、僕も、リラックスできるかな。スプリントステージだから、安全第一で走るつもり」(ポガチャル) 文:宮本あさか
宮本 あさか
【関連記事】
- フォレリングが悲願の初総合優勝、区間2勝と山岳賞も獲得【Cycle*2024 ラ・ブエルタ フェメニーナ:レビュー】
- 【速報 ジロ・デ・イタリア2024】ポガチャルが2日目にしてマリア・ローザ獲得、三大ツールで区間優勝/第2ステージ
- 【ジロ・デ・イタリア2024 レースレポート:第1ステージ】「ポガチャルのような強豪を倒せて最高の気分」。三つ巴スプリントを制したナルバエス勝利で、ジロが鮮やかに開幕!
- 【速報 ジロ・デ・イタリア2024】フィニッシュ手前3kmの無印峠でポガチャルを追いかけたナルバエスがステージ優勝/第1ステージ
- マキシム・ファンヒルスがUCIワールドツアー初優勝! 捨て身のアシストに報いる大仕事を果たす【Cycle*2024 エシュボルン・フランクフルト:レビュー】