輝け!ライジングスター 創業3年以内、注目の起業家
半導体、創薬、エンタメ、脱炭素──。多様な事業テーマをもつ創業3年以内のスタートアップが登場した「RISING STAR」ピッチコンテストで、受賞企業に輝いた3社の顔ぶれとは。 創業3年以内の起業家によるピッチイベント「RISING STAR AWARD」は、Forbes JAPANの名物企画「日本の起業家ランキング」の登竜門と位置づけられる。今年は100社以上のスタートアップの応募のなかから、10社を編集部が選出。4月25日に開催したイベントでピッチを開催した。 部門は2つ。近い将来、グローバル規模で活躍する可能性を秘めた7社による「一般部門」と、日本の地域課題解決に挑む3社による「地域部門」だ。一般部門では、ダイヤモンド半導体の実用化を目指す大熊ダイヤモンドデバイス、縦型ショートドラマのGOKKO、血管を再生する新薬開発のリバスキュラーバイオ、建築部材の調達プラットフォームBALLAS、視聴覚センサーのFingerVision、更年期症状ケアサービスのMyFit、二酸化炭素吸収プラスティック開発のベホマルが登壇。地域部門では、IoTによる降雨量観測を手がけるRain Tech、森に遺骨を埋葬する「循環葬」を提供するat FOREST、極限環境での植物生育を目指すエンドファイトが登壇した。それぞれ5分間のピッチと3分間の審査員による質疑応答を行った。 審査員は、Forbes JAPANの「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング2024」で上位にランクインしたSTRIVEの堤達生、i-nest capitalの山中卓、DCIパートナーズの新見祐加、東京大学エッジキャピタルパートナーズの宇佐美篤、インキュベイトファンドの村田祐介が務めた。地域部門はAGRISTの齋藤潤一、ベータ・ベンチャーキャピタルの林龍平、マクアケの坊垣佳奈、茨城県境町町長の橋本正裕が務めた。 「起業家の志、理念の高さ」「ビジネスの革新性、社会的インパクト」「起業家と経営チームの成熟度」「事業の成長性・これまでの進捗」を軸に評価し、GOKKO、大熊ダイヤモンドデバイス、at FORESTが受賞した。