炎上議員に人気声優、「もう何度目?」の女優まで…不倫報道で2024年を振り返る
今年もいろいろな不倫報道があった。古希の超ベテラン声優に、ダサすぎる振る舞いでファンも掌を返した人気アイドルetc. 男女問題を30年近く取材し『不倫の恋で苦しむ男たち』などの著作があるライターの亀山早苗氏が2024年の不倫を振り返る。 【画像】ゆく年くる年…2024年「不倫」で世間をお騒がせした面々 ***
男と女がいるところ、不倫はなくならない。色と欲は人間の根本的欲求なのではないだろうか。 まずやらかしてくれたのは、昨年のパリ視察でエッフェル塔の前で観光気分で写真を撮って炎上した「エッフェル姉さん」騒動でその名が知られた広瀬めぐみ元参議院議員(58)だ。3月、真っ赤なベンツを自ら運転してカナダ人男性と新宿・歌舞伎町のホテルに宿泊。昨年秋から何度も密会を重ねていたようだ。 地元青森県で記者の取材に応じた彼女は「学生時代から支えてくれた夫を裏切ることになり、子どもたちにもつらい思いをさせて申し訳ない」と涙ながらに謝罪した。そのときは県連副会長を辞職しただけだったが、8月、公設秘書の給与を国からだまし取っていた疑いを事実と認めて議員辞職した。不倫は個人の範疇だが、議員の金の問題は税金に直結するだけに当然、重い。
古希にして“不倫・中絶”が明らかになった声優
声優の古谷徹(71)が、37歳年下のファンである女性と不倫関係にあったと報道されたのは5月のことだった。古谷といえば『巨人の星』の星飛雄馬や『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイなどを演じ、全国的に知られた声優だ。中でも『名探偵コナン』の安室透は、長い声優人生において大きな転機となった。この役で、’18年に安室透ブームが起こり、若い女性ファンが一気に増えた。 そして’19年元日、“まっすぐに応援してくれる”(本人の謝罪文より)というファンの女性に自らコンタクトをとって会い、4年半にわたって関係を持ったという。だが次第に険悪になっていき、女性は彼から暴力を受けたこと、妊娠・中絶をさせられたことなどを告発した。役のイメージが強かっただけに、その裏での「不倫」というギャップにファンからは失望の声が続出。不倫だけならいざ知らず、暴力と中絶となればファンならずとも嫌悪感がともなう。彼はSNSのアカウントも削除、この10月までですべての役を降板している。このまま事実上の引退に追い込まれてしまうのだろうか。とはいえ、異性関係でしくじったとしても、それはあくまでふたりの関係の話。声優としてのキャリアとその才能まで失うことになるのは、なんとも惜しいとしか言いようがない。