炎上議員に人気声優、「もう何度目?」の女優まで…不倫報道で2024年を振り返る
ダサすぎた「朝の顔」
8月には、人気アイドルグループ『KAT-TUN』の中丸雄一(41)が、都内の女子大生とアパホテルで密会したことが発覚した。1年前に路上ナンパで知り合い、たまに食事をする仲だったとか。ホテルでは話をしていただけだと中丸は話した一方で、女子大生は帰りのタクシー代を7,000円もらったと語った。報道された内容がダサすぎて百年の恋も冷めると、ファンからは痛烈な言葉を浴びせられた。中丸が日本テレビのアナウンサーと結婚したのが今年の1月。結婚から7ヶ月で、「話していただけ」かどうかはわからないが、女性とホテルで密会というのはいったい、どういう心理なのだろうか。中丸はこの一件で謹慎となり、現在もテレビには出ていない。
女性のほうが痛手を負った配信者の不倫騒動
9月、ロサンゼルスで大リーグ・ドジャーズ対カブス戦を観戦している人気ゲーム実況者の加藤純一(39)の姿がX上で拡散された。その傍らにいたのは、セクシー系女優の本郷愛(25)だった。加藤は最初、本郷との関係を否定していたが、本郷は自らYouTubeで「すでに離婚していると聞いていたから、つきあった」と告白。「彼を信じていたから、不倫という認識はまったくなかった」としている。それを受けて加藤も自らの不倫を認めた。 その後、加藤は生配信ですべてを白状、妻も電話で出演し、包み隠さず報告を受けたことを明かした。加藤の不倫告白に悪態をつきながらも「不倫についてはそういう人間だというのは知っているから怒ってはいない。私を大事に思ってくれているのはわかる」と話し、自分の元に戻ってくるんだろうなとも語っている。一方の本郷はその後、一時活動休止を発表した。女性のほうが痛手を負っているのは明らかだ。
同情を買った鈴木紗理奈
似たような話が出てきたのは11月。タレント・女優の鈴木紗理奈(47)が、ロボット開発制作をおこなっている50代のイケメン社長と不倫と報じられた。東京のタワマンで半同棲生活を送っていたのだが、記者に相手が既婚だと聞かされた鈴木は「えっ、ウソだ、ウソだ、ウソだ、ウソウソウソ……」と叫んだという。その後、鈴木はすぐに相手に確認。離婚経験があるというのは嘘で、妻子は愛知県で暮らしており、離婚はしていなかったことを知った。 鈴木はテレビの生放送で、涙目になり声を詰まらせながら謝罪した。この潔さに世間は感嘆したが、実際、既婚であることを隠して恋愛する男性は、世間が思っているより多いようだ。携帯電話という個人のツールで連絡をとりあえること、富裕層であれば自宅だけでなく他に部屋を所有していたり借りていたりすることも少なくない。また、富裕層でなくても「親と一緒に住んでいるから自宅には呼べない」と言われてホテルや女性の自宅で逢瀬を重ねていれば、既婚であることはバレづらい。 鈴木紗理奈は騙されていたことが世間にわかり、同情を買った。さらに速攻で謝罪したため好感度が上がり、自らのタレント生命を守った。それにしてもこういう不倫の謝罪というのは、いったい誰に向けたものなのだろう。スポンサーなのか制作側なのか、はたまた観ている人に対してなのか。日本ではいまだに不倫へのバッシングが強い。不倫をした人間は人にあらずといった調子だ。アンジャッシュの渡部も、女優の広末涼子もいまだ地上波には復帰できていない。