東大生がおすすめする「思考力を鍛えたい大人が読むべき本」3選
大人が磨くべき“思考力とは”?
教育指導要領で子どもたちの考える力が重要視される昨今、大人もおちおちと手をこまねいてはいられません。子どもたちにとって人生の先輩である大人が、思考力をまったく持ち合わせない人物であれば、失望されてしまうでしょう。 考えてみれば、思考力とはなんでしょうか。どのようにして、鍛えられるのでしょうか。様々意見あるかと思われますが、私は実践の中で思考力が磨かれるのだと感じます。使っていない機械が徐々に錆びていくように、思考能力も意識して使っていかないと、どんどん低下していきます。 大人にふさわしい脳の鍛え方とは何でしょうか。今回は、思考力を鍛えたい大人のための本を3冊ご紹介します。
〇『アイデアのつくり方』
(CCCメディアハウス) ジェームス・W・ヤングの記した『アイデアのつくり方』は、たった100ページ程度しかありません。新書がおおよそ240ページであることを考慮すると、その半分以下しかないこの本の薄さがわかるでしょう。 ですが、その薄さに反比例するように、本書の内容は大変濃い。思考の暗雲を切り裂くようにして現れる煌めくアイデアはどこから生まれるのか。この問題について、真っ向から立ち向かった良書です。
情報のスパークを逃すな
著者の説く「アイデアのつくり方」はいたって簡単。様々に情報を収集して、それらの情報について十分に理解を深め、あとは情報同士が結びつく瞬間を待つ。そして、バラバラの情報がスパークしたら、それを逃さずに具体化してやる。 どうやって情報を集めるべきか? 情報について理解を深める方法は? 情報同士が結びつく瞬間をあくまで受動的に待たなければいけない理由は? 情報のスパークを逃さないようにするとは、具体的にどのようなことか? これらが気になった方は、ぜひ本書を購入してお読みいただければと思います。 1時間もあれば読み切れますが、ここで得られた教訓は一生涯役に立つでしょう。高コスパで情報を得たい方には特におすすめです。