「はじりこ」西垣匠、天宮役演じるための裏話明かす「朝からずっとおしゃべりして…」
小説とコミックスの累計が180万部を突破、「電子コミック大賞2021」受賞の人気同名作品をドラマ化した「初めましてこんにちは、離婚してください」。16歳の若さでIT社長・高嶺正智(犬飼貴丈)と愛のない政略結婚をした旧家の令嬢・結城莉央(林芽亜里)が、10年越しに初対面した夫に“離婚宣言”をするところから始まる溺愛ピュアラブストーリーだ。 今回は、高嶺の高校時代からの親友で、その性格を知り尽くし、公私共に支える右腕的存在・天宮翔平役の西垣匠さんにインタビュー。高嶺とは対照的に明るくおしゃべりな天宮の魅力や高嶺を演じる犬飼さんの印象、ご自身の推しキャラとは…? さらに、2024年の思い出や最近胸をキュンとさせた存在なども聞いた。 ――まず最初に原作を読んで受けた印象は? 「これまで少女漫画に触れる機会があまりなかったので、展開的にびっくりする部分もあったのですが、これはみんな胸がキュンとするのも分かるな~と思いながら、楽しんで読ませていただきました。やっぱり壁ドン、顎クイっていいですよね(笑)。そして、実写化するにあたっての難しさにもつながるとは思うのですが、絵柄が美しくインパクトがあって、そこもすてきだなと思いました」 ――ドラマで実際に高嶺と莉央の胸キュンシーンを見られていかがでしたか? また、好きなシーンがあれば教えてください。 「実は僕、(莉央を演じる)林さんとの共演シーンが冒頭で離婚届を持って来るところだけなんです。なので、完パケを見て、視聴者の方同様に『おお~!』と胸キュンを味わっています(笑)。前半戦で好きなのは、莉央が朝ご飯を作り、それを風呂上がりの高嶺が食べていたシーン。ザ・胸キュンシーンではないかもしれないのですが、ほほ笑ましくてすごくいいなと思いました」
――高嶺の親友で副社長の天宮を演じる西垣さんですが、天宮に共感できる部分はありますか? 「はい。僕も学生時代、何か役職をやる時は副委員長や書記をやっていたので、どちらかというと天宮と同じタイプかなと。サポートする側の喜びも分かるので、演じていて楽しかったですね」 ――そんな天宮を演じる上で心がけていたこと、意識的にやっていたことがあれば教えてください。 「天宮は明るく常にしゃべっているような人ですが、決しておばかではなく仕事はできるので、そこのあんばいは考えながらやっていました。また、ほかのキャラクターもみんな個性が強いので、皆さんに負けないようにといいますか、天宮の色をきちんと出せたらいいなと。そういう意図もあり、普段より大きめにお芝居しています」 ――それは表情やしぐさ、声のトーンなど…? 「そうですね。監督からも基本的にローな高嶺とは対照的なキャラクターでいてほしい、とリクエストをいただいて。なので、僕自身も現場では朝からずっとおしゃべりして、とにかく声を出すことを心がけていました。犬飼さんはもちろん、スタッフさん方にも声を掛けて、とにかくしゃべり散らかそうと(笑)」