「はじりこ」西垣匠、天宮役演じるための裏話明かす「朝からずっとおしゃべりして…」
――西垣さんご自身は普段からおしゃべりなタイプなのでしょうか。もしくはスイッチを入れていた? 「普段はそういうタイプではないので、お仕事の時はスイッチを入れています。そうしないと無愛想で、とんでもない人間だと思われてしまうので…(笑)。皆さんとのコミュニケーションがお芝居しやすい環境作りにもつながると思うので、お仕事の時は積極的に動くようにしています」 ――天宮は長年公私を共にしている高嶺をどう思っていると捉えていますか? 「ある種愛があるといいますか、人として高嶺のことを尊敬していて、それ故に彼を支えたいと思っているのではないかなと。また、台本上で天宮を見ていた時から高嶺に対する母性みたいなものを感じたので、“世話焼きお母ちゃん”のような(笑)、そういう部分も出していけたらと思いながら撮影に挑んでいました」 ――西垣さんご自身は高嶺のどういう部分に魅力を感じますか? 「高嶺はカッコ良く仕事もできる人ですが、不器用なところがあり、たまに見えるかわいらしさが魅力的だなと思います。恋愛に慣れているように見えて、莉央への気持ちに気付くのに時間がかかったり…。そして、犬飼さんご自身とも似ているなと思うことがあって。犬飼さんも一見クールかと思いきや、真顔でブラックジョークを言ってきたりして(笑)、そういうところが大好きです」
――今作は高嶺や天宮をはじめ、莉央の元家臣・税所羽澄(髙松アロハ/超特急)、美術商・黒瀬友哉(山中柔太朗/M!LK)ら個性あふれるキャラクターが集結していますが、西垣さんが“推しキャラ”を選ぶなら? 「柔太朗くん演じる黒瀬がサラッとしていてカッコいいなと思います。あまり感情が見えないのもあり、気になってしまうといいますか。今回柔太朗くんとは共演シーンがなく、あまりお話はできなかったのですが、ご自身も不思議な魅力を醸し出していますよね。そういうミステリアスさは通ずるものがあるんじゃないかなと思っています」 ――今後の天宮の見せ場はどういうところになっていきますか? 「友達同士でも、仲がいい人に恋人ができた時、取られたように感じて焼きもちを焼いてしまうことがあると思うのですが、高嶺が莉央にひかれていくほど天宮も複雑な感情を抱くようになります。高嶺のことを支えるというスタンスは変わらないのですが、そこに少しずつ本音が紛れ込んできてしまうような…。見せ場と言えるかは分からないのですが、そんな今後の天宮にもご注目ください(笑)」