動機は金の貸し借りか 起訴内容認める 荒尾市の殺人事件
熊本朝日放送
去年6月、熊本県荒尾市のアパートで70代の男性を殺害した罪に問われている男の初公判があり、男は起訴内容を認めました。 起訴状などによると、住所不定の無職、長谷川正被告(72)は去年6月、荒尾市原万田のアパートの一室で住人の男性(74)に対し、殺意をもって左胸を包丁で複数回突き刺すなどして殺害した殺人などの罪に問われています。 17日の裁判員裁判の初公判で、長谷川被告は、殺人罪について「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察側は、冒頭陳述で「被害者に貸した2万円が全額返却されなかったことに激怒し、無防備な被害者を何度も突き刺し、殺意は強固である」などと指摘。一方、弁護側は「計画的犯行ではない」などとして、情状酌量を求めました。 この裁判は、18日結審し、21日に判決が言い渡される予定です。